【パンクラス】藤野恵実が念願の初タイトル奪取「ババァをなめんなっ!」
▼第5試合 フライ級 3分3R
〇鈴木万李弥(志村道場)
判定2-1 ※30-27、28-29、29-28
●法DATE(Team DATE)
法は今年9月のパンクラス「女子ストロー級(52.2kg) 暫定王者決定4人トーナメント」にエントリーされていたが、前日の計量で体重超過により失格した。今回は階級を上げ、汚名を晴らす。
”武術エンターテイナー“集団Team DATEの一員である法は、謎のインド王族武術「マハーラージャ カルーリカ&ヨーガ」を操る。打撃を得意とし、キックボクシングではJ-GIRLSバンタム級3位の経歴も持つ。MMA(総合格闘技)では3勝3敗。
対する鈴木は空手出身でこちらも打撃を得意とする。17年に『HEAT 40』でブラジル王者ジェニフェル・フェハスと対戦し、鼻から大流血しながらも勝利をもぎ取ったことから“流血のマドンナ”の異名を持つ。
1R、独特なサウスポーの法DATEとオーソドックスの鈴木。プレッシャーをかける鈴木だが、法DATEは下がりながらサイドキックを多用する。試合中盤、法DATEのサイドキックをキャッチした鈴木がパンチを打って押し込み両脇をさしてケージに張り付けるが、法DATEはテイクダウンは許さず。ラウンド終了間際には、法DATEが回り込み鈴木のバックについて殴りラウンド終了。
2R、1R同様プレッシャーをかけるのは鈴木だが、法DATEは下がりながらもスイッチを繰り返し、前蹴りやサイドキックを多用していく。試合中盤、前に出た鈴木に対し法DATEのバックブローがヒットするが、組み付いた鈴木がケージに押し込む。残り30秒でテイクダウンに成功するも、法DATEは下から外ヒールを仕掛けて対抗。
3R、プレッシャーをかけるのは鈴木だが、法DATEもパンチから組み付き、押し込む。体勢を入れ替えた鈴木がテイクダウンに成功し、ガードポジションからパウンドを打っていく。再び足関節狙いで対抗する法DATEだが、極めきることができずラウンド終了。判定2-1で鈴木が勝利。
試合後、マイクを持った鈴木は「納得いかない試合だったかもしれないが、ちょっとは成長できたかな」とパンクラス関係者や仲間に感謝を語った。
▼第4試合 フライ級 5分3R
●上田将竜(緒方道場)
判定2-1 ※29-28、28-29、28-29
〇神酒龍一(CAVE)
1R、お互いオーソドックスの構え、遠目の距離からジャブや前蹴り、ローキックハイキックを繰り出す上田。自分の距離で試合を作っていく上田に対し、リーチに差のある神酒は飛び込んでのパンチやキックで対抗していく。スタンドの攻防が長く続く中、試合時間3分経過で初めての組みの攻防へ。神酒がケージに押し込みパンチを放つが、上田も上手くディフェンスし大きな展開は起きず、離れて再びスタンドの展開へ。序盤と同じ距離での探り合いのまま1R終了。ジャッジは3名とも10-9上田。
2R、プレッシャーを強める神酒が序盤からタックルにトライするなど、1Rとは違う展開を試みる。神酒の仕掛けを上手くディフェンスした上田は、1R同様遠目の距離で自分のペースに持ち込もうとする。ラウンド中盤、上田のローに合わせ神酒がタックル。上田は一度背中を付けるが、すぐにスイープ。しかし、スクランブルの攻防を神酒が制しトップを奪取。ガードポジションからのパウンド、肘で上田を削っていく。残り10秒、神酒のパウンドに合わせて上田が立ち上がるもラウンド終了。ジャッジは3名とも9-10神酒。
3R、グローブタッチでスタート。これまでのラウンド同様、自分の距離で戦おうとする上田。一方、2Rと同じく上田の距離で勝負をしない神酒はパンチからタックルなど総合的に勝負を仕掛ける。スタンドの攻防では上田の膝が当たるシーンもあったが、大きな展開は起こらず。残り30秒で初めて上田からテイクダウンにトライも、神酒は対処。ラストはバックブローなどを当て、神酒が前に出て試合終了。判定2-1で神酒が勝利。マイクを持つと、試合内容と今後について謙虚なコメントを残した。
▼第3試合 ストロー級 3分3R
○前山哲兵(フリー)
TKO 1R 2分29秒 ※グラウンドでのパンチ
●リトル(GUTSMAN)
▼第2試合 フェザー級 3分3R
○林大陽(CAVE)
判定3-0 ※三者とも29-28
●小森真誉(GRABAKA)
▼第1試合 フライ級 3分3R
○有川直毅(K-PLACE)
判定2-1 ※29-28、29-28、28-29
●加マーク納(総合格闘技道場コブラ会)
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