【レスリング】130kg級は園田新が全日本6連覇、世界の怪物揃う東京五輪に一歩前進
12月21日(土)東京五輪代表選考を兼ねた天皇杯「レスリング全日本選手権2019」』3日目が東京・駒沢体育館で行われ、男子グレコローマン130kg級では園田新(25=ALSOK)が優勝した。
決勝では昨年2位・河野隆太(32=あづまフーズ)のバックを取り、ローリング連続で決め9−0となった時点で8点差のテクニカルフォールとなり試合終了となった。この階級で国内無敵を改めて証明し堂々の6連覇を達成、3月の東京五輪アジア予選(中国)の代表の座をつかんだ。ここで優勝、準優勝ができれば、東京五輪代表に内定する。
園田はアジア予選に向け「少しでもチャンスをモノに出きるように今から頑張っていきたい。僕の中ではかなり運も必要だと思うが、その中でチャンスがあれば必ずモノにできるように準備をしておかないと。まだまだ世界に勝てる実力はほとんどないので、少ないチャンスをモノにできるように。頑張っていきます」と謙虚に答えた。
園田は186cm、120kg。130kg級では国内では無敵だが、海外にそれ以上の体格で動ける選手が多くいる。
代表格は何と言っても五輪3連覇のミハイン・ロペス(37=キューバ)だ。身長196cm、体重130kgで、東京五輪には男子史上初となる五輪4連覇に挑む。ちなみに前田日明と戦った霊長類最強と言われたアレクサンドル・カレリン(ロシア)も130kg級で88、92、96年と五輪で3連覇している。
怪物が揃う、グレコのこの階級、園田は前回リオ五輪のアジア予選では7位、トルコで行われた最終予選でも7位と代表にはなれなかったが、昨年のアジア大会では自己最高の3位になっており、東京五輪の可能性を秘めている。今年2月から2ヶ月半ハンガリーへ単独修行。世界クラスの強豪と練習してきた。9月には満を持して世界選手権に出場したが膝の怪我もありハンガリー修行の成果を出せず初戦敗退。この全日本では、ハンガリーの成果も出たのか圧倒的に優勝した。3月のアジア予選に期待したい。
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