【ハードヒット】柔術の中井祐樹が初参戦、藤原組長に関節技、鈴木みのるにラリアットと大暴れ
12月30日、東京・竹芝ニューピアホールにてニコプロpresentsハードヒット「月になる男達2019」が行われた。
ハードヒットとはパンクラスMISSION所属の佐藤光留が主宰し、“現在進行形のU”を掲げるプロレスイベントだ。 これまでは新木場1stRINGを中心に開催してきたハードヒットだったが、今回キャパシティ800人クラスのニューピアホールに初進出。
そこでプロデューサーの佐藤はこれまで頑なにハードヒットに参戦してこなかった“師匠”鈴木みのるに出場を打診。しかもそのタッグパートナーには元修斗王者で日本ブラジリアン柔術連盟の会長を務める中井祐樹を起用。
その対戦相手は何と鈴木の師匠である“関節技の鬼”藤原喜明と元パンクラス3階級王者の近藤有己という超強力タッグ。
この豪華メンバーによるタッグマッチは打撃禁止のグラップリングルールの“エキシビションマッチ”。エキシビションといえば、通常の試合と違ってスパーリングの延長というイメージだが、ハードヒットは元々エキシビションマッチと言ってしまえば、ある意味で何をやってもいいという傾向がある。
そこでプロデューサー佐藤はこの試合を厳格なレフェリングで知られる和田京平レフェリーに裁いてもらうことにしたのだが、試合開始早々藤原がルールでは禁止されているカットプレーをすると、それに怒った鈴木が藤原に打撃が禁止にも関わらず蹴りを見舞ったため、藤原もヘッドバットで対抗。藤原に指示されて近藤までもが鈴木に蹴りかかるという展開に。 和田レフェリーももはや制御不能とばかりに打撃やカットプレーを黙認。試合はあっという間に15分時間切れに終わった。
するとマイクを持った鈴木が「お前が本当に見たかったやつは本当は違うよな? プロレスラーvs格闘家だよな!」と煽り、急遽、プロレスラー側の藤原&鈴木vs格闘技側の中井&近藤という“延長戦”を提案。これには観客も大喜び。
延長戦が始まると、ここまで頑なに打撃をせずにグラップリングだけで勝負していた中井に対し、鈴木がプロレスの洗礼とばかりに強引に場外に連れ出し、何と場外乱闘。客席に叩き付けられた中井はスイッチが入ったようで、あっさり鈴木を裏切った藤原に近藤と共に加勢し、三人がかりで鈴木を攻撃。挙げ句の果てに中井は、藤原が羽交い締めにした鈴木に、何とラリアットまで食らわせてみせた。
5分間の延長戦を終えた鈴木はさすがにヘトヘト。鈴木はマイクを持ち、かつて鈴木がパンクラスを作った頃、敵対関係にあった修斗の王者が中井だったと説明「今日一番伝えたかったのは、向き合えば殴り合うし、極め合うし、どっちが上か決めるんだけど、敵は隣の修斗じゃない! 柔術じゃない! パンクラスじゃない! プロレスじゃない! 敵は……世界だ! そう思っているんで。プロレスも格闘技も関わっているみんなにこれがメッセージ、さあ世界を目指そう!」と語った。
中井にそれを伝えるために今回タッグを組んだという鈴木。中井はそれに応え「こういうことになると思わなかったんですけど、プロレスは自分も好きで。全部終わった話です。だから次に向かっているんです。今日こういった機会をいただてよかったと思います」と言うと、最後は笑顔で記念撮影に応じた。
主催の佐藤光留は全13試合を終え、パンクラスでプロデビュー20周年イヤーとなる2020年もハードヒットを開催していくと意気込んだ。
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