【BOM】石井一成がHIROYUKIからダウン奪い王座獲得、名高は新鋭タクトに貫禄の完封勝ち
BOMプロモーション
『The Battle Of Muaythai BOM WAVE01 Get Over The COVID-19』
2020年6月28日(日)=無観客のため会場は非公開
▼第8試合 BOM スーパーフライ級(52.16kg)王座決定戦 3分5R(延長なし・肘あり)
○イッセイ・ウォー・ワンチャイ (石井一成/ウォー・ワンチャイプロモーション)
判定3-0 ※49-47、49-47、50-47
●HIROYUKI(RIKIX)
※イッセイ(石井一成)が新王者に
イッセイは、福岡に拠点を置きアマチュアで14冠を達成してプロデビュー。”西の神童”と評されるスピードのあるパンチや鋭いローキックを武器に日本、タイを股にかけ活躍。IBFムエタイ世界フライ級王座、WPMF世界フライ級王座、初代KNOCK OUTフライ級王座など国内外の様々なタイトルを獲得している。
対するHIROYUKIは新日本キックが誇る天才ファイター。2017年5月に瀧澤博人を下し日本バンタム級王座を戴冠。フライ級に続いての二階級制覇を達成した。今年1月に古巣の目黒藤本ジムが閉鎖。同門の先輩・緑川創との新チーム「Monster Guns」結成を経て、この6月3日付で目黒藤本ジムに所属していた小野寺力率いる「RIKIX」への移籍を果たした。
1R、HIROYUKIをリングの中心にしてイッセイが回る展開でスタート。イッセイが左ミドルから回転のいい左右のフックを見せると、HIROYUKIはカウンターを合わせていく。2Rに入ると足を使うイッセイの入りにHIROYUKIが右ストレートを合わせる。プレッシャーをかけるHIROYUKIが右前蹴りで距離をとり、入り際に縦ヒジ。イッセイも負けじと左右ロー、フックを返す激しい攻防が随所で展開される。ラウンド終盤にコンビネーションに織り込まれたHIROYUKIの右ハイキックをイッセイがガード。
3R、HIROYUKIのプレッシャーが強まりイッセイの手数が減り気味。前ラウンド終盤のガードしたハイキックの影響か、イッセイの左目下が腫れ始める。このダメージでHIROYUKIが優勢に傾くかと思われたが、左ジャブから振り下ろしたイッセイの右ヒジでHIROYUKIが左側頭部をカットする。ドクターチェック後にはHIROYUKIがプレッシャーをさらに強化し手数を増やすが、ラウンド終了直前にイッセイの左飛びヒザ蹴りがヒット。HIROYUKIが痛恨のダウンを喫する。
4R、イッセイは左右ローでHIROYUKIの前足にダメージを与え、さらに左ミドルでHIROYUKIの体が流れ始める。
最終ラウンドには、逆転を狙うHIROYUKIが前蹴りからのワンツーで迫るも、連打が出ずイッセイを捕まえきれない。終盤にはバックスピンキックを放ったHIROYUKIに距離を詰め、イッセイがショートフックをまとめるなど、ペースはイッセイが掌握したまま試合終了を迎えた。
高密度な技術の応酬となった一戦だったが、3Rにイッセイが奪ったダウンが決め手となり、全ジャッジ2~3ポイント差でイッセイの勝利を支持。BOMスーパーフライ級のベルトはイッセイの腰に巻かれた。
激戦を制したイッセイは「今回7ヶ月振りの試合で感覚もダメダメだったし、まだまだ成長しないといけないと思います」と反省の弁。そして「選手一同これからもがんばっていくので、変わらず格闘技界を応援してくれたら嬉しいです。また次の試合を楽しみにしていて下さい」と新たなる戦いに向けたコメントを残し、大会を締めくくった。
▶︎次ページは名高vsタクト
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