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【GTF】山中健也がトップグラップラー世羅智茂に一本勝ち、IGLOO勢がトーナメント全階級制覇

2020/07/27(月)UP

IGLOO勢が全階級制覇(C)安村発

『GTF.4』
2020年7月26日(日)無観客開催

 第4回目を迎えた総合格闘技団体ZSTのグラップリング大会『GTF.4』、3階級で争われたトーナメントは全てIGLOO(イグルー)勢が勝ち取った。中でも注目されたのは『クインテット』で勝ち抜きを繰り返し、チームを優勝に導いてきた世羅智茂(Carpe Diem/2017年IBJJF アジア選手権黒帯フェザー級準優勝)だ。今大会でも75kg以下トーナメントで決勝に勝ち進んだ世羅は、過去にMMA(総合格闘技)選手としても活躍し、現在は柔術に専念する黒帯・山中健也(IGLOO)と対戦、オーバータイム(延長戦)でまさかの一本負けを喫した。

腕十字を仕掛ける山中(C)安村発

▼第24試合 75kg以下トーナメント決勝戦 GTFルール 10分1R
〇山中健也(IGLOO)
オーバータイム  ※1分28秒で山中は先攻・世羅のバックをエスケープ、1分59秒で後攻・山中がバックから腕十字で一本
●世羅智茂(Carpe Diem)
※山中がトーナメント優勝

山中が75kg以下トーナメント優勝(C)安村発

 跳びつく山中がフロントチョーク。これを凌いだ世羅もフロントチョークで反撃。首を抜いて脱出した山中に、世羅は再びフロントチョーク、そして腕十字を仕掛けて追い込むが、腕を伸ばされた山中は耐えきる。今度は山中が反撃に転じサイドポジションを奪うとフロントチョークで絞り込む。脱出した世羅に密着する山中はオモプラッタ、足関節狙い。腕を抜いた世羅も最後まで攻めて時間切れ。延長戦では、先攻・世羅のバックからの攻めを1分28秒で山中がエスケープ、後攻・山中がバックからスリーパー。これが極まらないとみるやすぐに腕十字に移行し、残り時間1秒のところで一本勝ちした。

 優勝した山中は「大貴とかイゴールみたいに綺麗に一本取りたかったのですが、これが僕の実力です。これまでいろいろな人にお世話になって練習してきたことをしっかり出して勝とうと思っていました。オーバータイムでは勝ちが決まっていたのですが、モッティと青木(真也)さんが(世羅と)引き分けだったので僕は一本取ろうと思いました。僕と練習している色んな人のおかげで、優勝することができました。これからもグラップリングの大会に出て、セミナーの要望があれば受けるのでよろしくお願いします」とアピールした。


タナベが腕ひしぎ十字固めで勝利(C)安村発

▼第25試合 90kg以下トーナメント決勝戦 GTFルール 10分1R
〇イゴール・タナベ(IGLOO)
一本 2分52秒 ※腕ひしぎ十字固め
●グラント・ボグダノフ(KUSSANO TEAM)
※タナベがトーナメント優勝

 90kg以下トーナメント決勝は、2018年紫帯ノーギ世界王者で、2019年JBJJF全日本茶帯ヘビー級優勝者のイゴール・タナベと、2019年JBJJF全日本紫帯ミドル級優勝者グラント・ボグダノフの一戦となった。

 すぐに引き込むタナベが腕を取って三角絞め狙い。脱出したボグダノフは足を取りへ。タナベも足関節で応戦する。クロスガードのタナベは下から腕十字を仕掛けて一本勝ち。3月のGTF.3フェザー級トーナメントで優勝した岩本健汰に続いて、IGLOO勢が全階級制覇となった。

 子供を抱えながらマイクを握ったタナベは「IGLOOのみんなが優勝して、初めて子供の前で試合をして勝てて最高です。苦しい時、特に減量の時にストレスが溜まっていたけど、一緒に乗り越えることができたのは奥さんのおかげです。僕はモッティ(=岩本健汰)に影響されて、本当はヒールを極めたかったんですけど、3試合とも腕を取れて良かったです。決勝は一緒に練習してきたグラントとやれて凄く良かったです。IGLOOが4階級を制して最高です。今後は誰とでもやるので、90kg級で俺より強いと思う人がいたらやりましょう」と話した。


ヒールフックで米倉が18秒勝利(C)安村発

▼第23試合 60kg以下トーナメント決勝戦 GTFルール 10分1R
〇米倉大貴(IGLOO)
一本 18秒 ※ヒールフック
●清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)
※米倉がトーナメント優勝

米倉が60kg以下トーナメント優勝(C)安村発

 60kg以下トーナメント決勝戦では、2019年の第2回SJJJF(スポーツ柔術日本連盟)アダルト茶帯ライトフェザー優勝者・米倉大貴(IGLOO)が元パンクラス王者・清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)と対戦した。

 決勝戦でも変わらず滑り込むように足を取りに行く米倉は清水の足をキャッチ。一度は逃げた清水だが、米倉はヒールフックを極めて鮮やかに一本勝ち。オール一本勝ちで優勝した米倉は「今回優勝できたのは、IGLOOのオーナーの斎藤穂高さん、僕と練習してくれた選手のみんな、そして内ヒールを教えてくれたモッティのおかげです。(決勝戦は)最後なのでスタミナが切れてもいいので足にしがみ付いて内ヒールを狙っていこうと思っていました。僕がグラップリングで一番尊敬している松本義彦選手、このチャンピオンを賭けて僕と対戦してください」とアピールした。

▶次ページはハイサム・リダvsアンディ・コング、伊藤盛一郎vs橋本圭右のスペシャルワンマッチ

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