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【ビッグバン】城戸康裕、タフな相手に技術で上回り勝利、駿太はMA王者に判定防衛も悔し泣き

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2020/11/08(日)UP

駿太のパンチが宮崎の顔にヒット

▼第8試合 メインイベント第1試合 BIGBANGフェザー級タイトルマッチ  (3分5Rビッグバンキックルール)
○駿太(谷山ジム)
判定3-0 ※49-48×2、49-47
●宮崎勇樹(相模原Sジム)

※この試合の速報動画(1R~4Rダイジェスト、5Rノーカット)はこちら

 駿太はプロキャリア17年を誇る大ベテラン。60戦を超えるキャリアを持ち、MA日本フェザー級、WMAF世界フェザー級、Bigbangスーパーフェザー級の3タイトルを獲得。前戦は今年2月の栗秋祥梧戦で、TKO負けを喫している。
 2年以上前からYouTuberとしても活躍し、着実に視聴者数を増加中。38歳を迎えた現在もさらなる高みを目指す。

 対する宮崎はタフで気持ちの見えるファイトでリングを沸かすファイター。2018年にMA日本フェザー級王座を獲得し、昨年4月には初防衛を果たしている。今年9月にはNJKFで大田拓真が持つWBCムエタイ日本統一フェザー級王座に挑むが、大田の技巧の前に判定負け。今回で再起しベルトを奪いたい。

 1R、高くガードを上げ、サウスポー、オーソドックスと構えを変えつつプレッシャーをかける駿太。宮崎は警戒し下がりながら単発のミドル。駿太はフェイントをかけてはノーモーションのストレート、ミドル。時折攻撃を返す宮崎だが、駿太のプレッシャーに何度かコーナーへ追い詰められる。

 2R、じわじわ詰めては組みヒザに持ち込む駿太。宮崎もフェイントからのパンチを出すが駿太は落ち着いてガード。ラウンドラストは宮崎が意を決したような打ち合い、駿太も被弾する。

 3R、駿太がロー・ミドルからのフックで手数を出し始める。宮崎は駿太の打ち終わりにストレートをまとめる。宮崎のスーパーマンパンチ気味の変則ストレートが駿太にヒット。試合ペースは駿太も宮崎のパンチも合間に当たる。

 4R、駿太が前手で牽制するも、宮崎が積極的にワンツーフックとパンチコンビネーションで攻める。パンチ主体の宮崎に駿太のミドルが幾度もヒット。さらにフックからヒジを狙う駿太。

 5R、駿太が積極的にロングフックからのヒジで攻める。ロープに詰めパンチからヒジを入れたい駿太と、タイミングをずらしたストレートをまとめて攻める宮崎。
 中盤、駿太の右ヒジがついにヒットする。宮崎はヒジを嫌がり、左でガードしながらも右ストレートを止めない。最後まで互いに手数を止めない、激闘の最終ラウンドとなった。

王座防衛するも、マイクで悔し泣きする駿太

 判定は49-48×2、49-47で、駿太が防衛に成功した。

 駿太は思うような試合が出来なかったのか悔し泣き。マイクでは「勝っていい試合をして、みなさんに勇気を与える試合を見せたかったですけど。こんなにしょぼい試合をしてしまって、リングの上で見せられなかったこと、本当に不甲斐ない。不完全な形になっちゃったんですけど、形にして戻って来ます。すみませんでした」とコメントした。

※この試合の速報動画(1R~4Rダイジェスト、5Rノーカット)はこちら

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