【K-1】喜び爆発で大号泣の壽美、女王KANAに勝った作戦を語る
11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催された『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の一夜明け会見が、11月4日(水)福岡市内にて行われた。
昨日のセミファイナルで、K-1初の女子王者・KANA(28=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を下した壽美(24=NEXT LEVEL渋谷)が出席した。この試合に、KANAの持つK-1女子フライ級のタイトルは、懸けられていなかったが、女王を破る大金星を挙げた。
試合前には、KANAのことを“憧れの存在”と語り「憧れを超えたい」と意気込んでいた壽美。試合に勝利して「やっぱり周りにいてくれる方が、(自分が勝つと)信じてくれていて強い気持ちでいられた試合でした。毎日試合まで緊張が張り詰めていました。ひとまず勝てて良かった」と安堵の表情を見せた。
試合前からの作戦については「今までは前に行ってましたが、今回はそれだけじゃ勝てる相手じゃなくて、自分は背が高いのでリーチ活かして戦おうとみんなで決めて徹底して練習して挑みました」としっかり対策を練習した上で挑んだと語った。KANAは身長160cm、壽美は164cmと4cmの違いだが、リーチの長い前蹴りで突き放し、ストレートやバックハンドブローをヒットさせるなど、中に入らせず、確実にパンチをヒットさせ判定で勝利した。
試合後のリング感極まって号泣するも、「ベルトが欲しいです」とタイトル獲得に向けて、意欲を示していたこともあり「「今回の試合は勝たないと、タイトルマッチは組んでもらえないと思っていた。K-1のベルトが欲しいので、欲しいからこそ、(この試合が)タイトルマッチと思って挑みました」と、全てをかけてリングに上がっていたと明かした。
タイトル挑戦の時期を聞かれると「チャンスがあればいつでも出来るように、準備はします」と話した。
タイトル戦が決まった場合、KANAはこれまで以上に対策や練習を積んでくることが考えられる。壽美としても「1発1発で相手に痛いと思わせられてないです。攻撃1つ1つ、どの攻撃をもらっても痛い、凄く強くて精度の高い攻撃を身につけたい」と、昨日の的確にヒットさせた打撃の更なる進化を見据えた。
壽美の勝利によって、動きを見せたK-1女子フライ級(-52.0kg)。KANAと壽美のタイトルを懸けた再戦は実現するのか。今後のK-1女子の中心である2人の戦いに注目だ。
●編集部オススメ
・【K-1】壽美が大号泣の勝利、憧れの女王・KANAに日本人として初の土をつける
・壽美「覚悟バッチリ、骨が2~3本折れていい」決死の覚悟で女王KANAに挑む=前日計量
・【K-1】K-Jeeが巨人・カリミアンを初回KO葬、新王者に
・【K-1】”朝久空手”強し、朝久裕貴がノンストップ攻撃で大岩龍矢に圧勝
・【K-1】ANIMAL☆KOJI、被弾上等の野獣フックでRUIにド派手なKO勝利
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!