【修斗】DEEP大塚隆史、修斗殴り込み初戦で安藤達也をKO葬
サステイン
『プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.5 Supported by ONE Championship』
2020年11月23日(月・祝)東京・後楽園ホール
▼メインイベント 第7試合 フェザー級 5分3R
●安藤達也(フリー/修斗環太平洋バンタム級王者)
TKO 1R 2分12秒 ※レフェリーストップ
〇大塚隆史(T-GRIP TOKYO/元DEEPバンタム級&フェザー級王者、WSOF GCバンタム級王者)
大塚は2009年に第3代DEEPフェザー級王座を獲得。その後第2代、第5代同バンタム級王者決定戦に勝利し、2階級制覇を成し遂げた。その後DREAMやRIZINに参戦。持ち前のレスリング力と歯に衣着せぬ物言いで注目を集めてきた。今年3月には元谷友貴に判定負けを喫し、今回再起戦で修斗に殴り込みをかける。
対する安藤は全日本レスリング選手権2位などの実績を残し、2014年にプロデビュー。いきなり3連勝を飾り、モンスタールーキー、または“怪物”と呼ばれた。
2015年にテレビ東京で放映されたUFCとの契約を懸けた『Road to UFC JAPAN』のトーナメントにも出場するなど、キャリア初期から華々しく活躍。1年ほどのブランクの後、5連勝をマークしていたが、昨年9月に岡田遼が保持していた環太平洋バンタム級に挑み、ドロー。岡田の同タイトル返上を受けた今年8月の王座決定戦では、“天才”田丸匠にTKOに勝利して戴冠した。今回、王者としての初戦を迎える。
1R、オーソドックス構えの大塚は開始早々、サウスポー構えの安藤の右足にカーフキック。これが早くも効いた素振りを見せる安藤に、大塚は片足タックル。
耐える安藤にカーフキック、右インロー、右ストレート。安藤はダメージを隠すようにタックルを仕掛けるが、これを切る大塚がフロントチョークで抑え込みながらバックに付いてスリーパーを狙う。
安藤は戦意喪失し右足の負傷を指さして訴えると、レフェリーがストップ。あっけない幕切れだったが、大塚は自身の右足を指さしローキックを効かせたとばかりのアピール。
マイクを握ると、「修斗で戦えたことを嬉しく思います。なんか修斗修斗うるせーし。安藤選手はランキング1位? で、環太平洋チャンピオン。環太平洋のベルトは興味ないので残りは佐藤将光選手と岡田遼選手のどっちか出来ますか? いつでもやれるんで。ベルトは賭けなくてノンタイトルでもいいのでやりましょう」とバンタム級世界王者・佐藤、暫定王者・岡田との対戦をアピールした。
▼セミファイナル 第6試合 バンタム級 5分3R
●清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A./世界フライ級1位)
判定0-3 ※27-30、28-29、28-29
〇平良達郎(THEパラエストラ沖縄/世界フライ級3位)
清水は、元フライ級キング・オブ・パンクラシストとして5度の防衛を果たした実力者。昨年5月に扇久保博正の持つ修斗世界フライ級王座に挑戦し惜敗するも、その前後では石井逸人、前田吉朗、秋葉大樹、ショージン・ミキを全て1Rで粉砕する実力を発揮しており、今年5月には小堀貴広を2RKOで下した。
対する平良は沖縄を活動拠点とし、プロデビュー以来6戦6勝の快進撃を続ける、今修斗で最も勢いのある若獅子の一人。その6勝も3KO・2Sと高いフィニッシュ率を誇り、今年1月にはONE Championshipで多くの王者を輩出するチーム・ラカイのジャレッド・ライアン・アルマザンから2R TKO勝利を収めている。
1R、清水の飛び込みながらのワンツーが度々平良の顔面を捕らえるが、平良は冷静にローからミドルを返していく。
2R、圧力をかける平良は組み付くとバックに付いてスリーパー狙い。耐える清水は脱出しスタンドに戻る。中央で構える清水に対し、平良はぐるぐる回り込みながら右ローを随所で入れていく。
3R、清水の飛び込みながらの右フック。冷静にさばく平良は左右ロー。手数を上げていく平良は清水と打ち合うと、清水が空ぶって倒れると平良は上から抑え込んでパウンドラッシュ。仕留めることはできなかったが、平良が判定で勝利した。
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