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【BOM】ダウン応酬の大激戦、五冠王・渡辺優太がJ-NET王者・堀口をTKOで下す=第1部

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2020/12/06(日)UP

KOで王者となった士門

▼第7試合 WMC日本フライ級王者決定戦 3分5R
●天馬(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
TKO 3R 3分00秒 ※右ストレート→レフェリーストップ
○士門 P.K.SaenchaiMuayThaiGym(P.K. Saenchai MuayThai Gym)
※士門が王座獲得

士門がKOを奪ったフィニッシュの右ストレート

 天馬はここまで3戦3勝(1KO)と全勝のホープに対し、士門は吉成名高の義弟にしてジュニア20冠王の逸材。アマ時代の対戦では天馬が勝利しており、戦場をプロに移してのリマッチとなった。

 1R、長身の士門に対し、サウスポーの天馬が遠くから距離を測る。先手は士門の長い右ミドル、右ハイキック。天馬はスウェーでよけ、早いステップインからのワンツーを打ち込む。
 オープンスコアではジャッジ3名とも10-10。

 2R、士門がテンポのよい右ミドル。懐に入りにくいか、天馬の手数は増えない。リズムに乗った士門が右ローからワンツー。天馬が踏み込んで左ローを打ち込むも単発で終わる。
 オープンスコアはジャッジ1名が10-9で士門を支持。

 3R、天馬が飛び込んで左ボディストレート。左ミドルから左フックのコンビネーションで距離を詰める。士門はパンチで応戦しつつ、強烈な右ミドルで突き放す。コーナーに詰めた天馬へ右ストレートをヒット。アゴを打ち抜かれた天馬が座り込むようにダウンを喫する。

 立ち上がった天馬へ、士門は右ハイキックから左バックハンドブロー、右ストレートのコンビネーション。この右が再びヒットし、天馬がヒザをつき2度目のダウン。カウント内に立ち上がれないと判断したレフェリーが試合をストップ。士門がアマ時代のリベンジを果たすとともに、初タイトル奪取を果たした。


優吾・FLYSKYGYMが新王者となった

▼第6試合 WMC日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
●梅沢武彦(東京町田金子ジム/第3代WMC日本スーパーフェザー級王者)
判定0-3 ※三者とも48-49
○優吾・FLYSKYGYM(FLYSKYGYM/2015年RISING ROOKIES CUPバンタム級優勝/RISEスーパーバンタム級3位)
※優吾が王座獲得

 梅沢はNJKF、ビッグバンなど様々な団体で腕を鳴らす。昨年12月にリク・シッソーを破りWMC日本スーパーフェザー級王座を獲得した。今回はその王座の初防衛戦。

 対する優吾は2012年3月にプロデビュー。15年以降はヒジ無しルールを主戦場としてきたが、今回古巣とも言えるヒジ有りの王座を狙う。

前蹴りを突き刺す優吾

 1R、サウスポーの優吾がジリジリと距離を詰めると梅沢が右のロー、ミドル。優吾はガードを堅め様子見。梅沢は右の前蹴りから右ストレートのコンビネーションで優吾のアゴを跳ね上げるシーンを見せる。

 2R、優吾がプレッシャーを強め、左ローを梅沢の内ももに強打。早くも梅沢の足が赤く染まる。一転待ちの姿勢となった梅沢へ、優吾が細かく出入りし左ロー、左前蹴りでけん制。梅沢は変則的な右ハイキックから右のパンチへつなげていく。

 3R、優吾が左ローの強振から左ストレート。クリーンヒットはしないが、ガードした梅沢がバランスを崩すシーンも。先に手を出し続ける優吾がフックを織り交ぜたパンチのコンビネーションを見せ、梅沢を後退させる。やや梅沢は疲れが見えるか。

 4R、優吾がプレッシャーをかけ、顔面へのパンチから左ローと上下に攻撃を散らす。梅沢もよく手数を出し、パンチから右のハイキック。しかし打ち終わりに優吾の左ローをもらってしまう。

 5R、プレッシャーを強める梅沢がパンチから右ハイキックのコンビネーション。ガードしたかに見えた優吾がよろよろとバランスを崩すが、ジャッジはノーダウンと判断、試合は続行される。優吾の打ち終わりに右ミドルを合わせる梅沢。打ち合いの終わりは梅沢の攻撃で終わる。終了直後に梅沢が再び右ハイキックも不発。やや梅沢が押す印象のまま終了のゴングを迎えた。

 一進一退の攻防を裁いたジャッジの判断は、三者とも1点差で優吾の勝利を支持。優吾がWMC王座奪取に成功し、梅沢は1年前に獲得したタイトルの防衛に失敗した。


▼第5試合 WMCインターコンチネンタル ウェルター級王座決定トーナメント1回戦 3分3R(延長1R)
○誠(レンジャージム/元WMC日本ウェルター級王者)
判定 ※29-28、28-28、29-27
●ピィラポン・ストライキングジムアレス(ストライキングジムアレス)

▼第4試合 WMC日本ウェルター級トーナメント1回戦 3分3R
○滝口幸成(チーム滝口)
判定3-0 ※30-29、29-28、29-28
●YOUTA(WSR西川口/WMC日本ウェルター級4位)

▼第3試合 WMC日本49.00kg契約 3分3R
○中野伊織(ウォーワンチャイプロモーション)
判定2-0 ※29-28、28-28、29-28
●吏亜夢(ZERO) 

▼第2試合 WMC日本フェザー級 3分3R
○大翔(WSR 荒川)
判定3-0 ※三者とも30-27
●Gang-G(ゴリラジム)

▼第1試合 WMC日本56.30kg契約 3分3R
○聡之晟(TSK japan)
判定3-0 ※三者とも30-28
●古山和樹(北流会君津ジム)

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