【女子ボクシング】”鬼滅コス”のモンブランみき戴冠ならず、成田佑美が初防衛

2020/12/13（日）UP
（最終更新：2020/12/13 23:02）

　12月13日（日）、大坂府立体育会館・第2競技場で開催された『REAL SPIRIS vol69』にて日本女子ミニマム級タイトルマッチ6回戦が行われた。王者の成田佑美(31=姫路木下)は初防衛戦で同級1位のモンブランみき(28=ワタナベ)を大阪のリングに迎えた。

　開始から前に出るモンブランに、ジャブで出端を抑える成田。モンブランは前進をやめずクリンチの多い展開となった。
　中盤ラウンドに、距離を掴んだ王者の成田が前進するモンブランにジャブそして左フックを浴びせ優勢に試合を進めた。
　最終の6ラウンドはアグレッシブに前に出るモンブランと成田が打ち合いになるが、ところどことろで成田が左右のフックをクリーンヒットさせるなどし、好印象。最後のゴングまで打ち合い、判定は59-55、58-56、60-54と大きく差をつけ3-0で初防衛に成功した。

　勝った成田は「モンブラン選手の気迫も感じでいましたし、今日は勝てて良かったです。次は東洋太平洋や違うタイトルも狙っていきたいです。応援ありがとうございました」と涙を堪えて語った。

　一方悔しい敗戦となったモンブランは「サイドに動かれてやりにくかった。相手が足を使うのはわかっていたけど冷静に戦えばよかった」と汗を拭い「練習していたことは4割も出せなかった」と肩を落とした。
（取材・写真 植田洋介）

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