【DEEP】平田樹の兄・直樹が完勝でデビュー2連勝、朝倉未来チャレンジ3選手は悔しい全敗
▼セミファイナル(第8試合) DEEPバンタム級5分2R
○原 虎徹(CAVE)
判定3-0 ※三者とも20-18
●ヒロヤ(トライフォース赤坂)
原は2019年『DEEPフューチャーキング』(バンタム級)優勝の肩書きを持ち、元パンクラス王者・石渡伸太郎がSNSで「頼むよ!」と期待の言葉をかける、石渡の肝煎りファイター。
対するヒロヤは”姫路では自分を知らないヤンキーはいない”と自負し、関西の格闘技イベント『華王州』で活躍。前戦は力也をKO撃破し、ここまでプロ戦績は1勝1敗としている。
1R、サウスポーに構えた原へヒロヤが右ミドル。原がタックルを仕掛けテイクダウンを奪う。ハーフガードからコツコツパンチを落とす原。スタンドに戻れば原が鋭い左ストレート、左ミドルでプレッシャー。左ハイをヒットさせヒロヤをぐらつかせる。
2R、パンチの交換から原がタックル。赤コーナーへの押しつけから投げてテイウダウンを奪う。原はハーフガードからマウントを取り、ヒジをコツコツ落とす。立ち上がったヒロヤは組み付きヒザ蹴りを突き上げるが、これが原の急所にヒットし一時中断。残り1分の時間を残し試合再開すると、原がシングルレッグからのテイクダウンを奪い、スクランブルが続くまま試合終了を迎えた。
ジャッジは三者とも原の完勝を支持。石渡伸太郎の肝煎りファイターがデビュー2連勝。ヒロヤは連勝ならず1勝2敗と負け越しとなった。
▼第7試合 DEEPフェザー級5分2R
○高塩竜司(KIBAマーシャルアーツクラブ)
判定3-0 ※三者とも20-17
●西谷大成(トライフォース赤坂)
※西谷は2Rにローブローで減点1
高塩は元栃木県警勤務の異色ファイター。相撲、柔道をバックボーンに持つ。DEEPフューチャーキングトーナメント2015ライト級で優勝し2016年プロデビュー。勝利後の敬礼ポーズがトレードマークだ。昨年12月には西谷に勝利した樋口武大をパウンドで1R KOに葬っている。
西谷はレスリングをバックボーンに持ち、東京での格闘技生活に人生を賭けるため事業をたたんだ元自営建設業者。ここまで1勝1敗であり、強敵相手に勝ち越しを狙う。
1R、開始早々に打ち合いを見せる両者。その中の西谷の左フックがヒットすると、バランスを崩すように高塩がダウン。西谷がマウントを取るが、ボディパワーに勝る高塩がスタンドに戻す。再びの打ち合いでは、今度は高塩の左フックがヒットし西谷がダウン。マウントを取った高塩がパウンドを落とし、ペースを握る。
2R、打ち合いから高塩が西谷をコーナーに押しつけ、浴びせ倒すようにテイクダウン。一度は立った西谷の軸足を払い、またも高塩がマウントポジションを取る。西谷は高塩の背中で両手をクラッチし強打を防ぐが、ペースは高塩が握る。立ち上がった西谷はヒザ蹴りを放つが、これが高塩の急所にヒットし試合が一時中断。深刻なダメージに思われたが、高塩の強い直訴もあり、3分ほどの休憩の後再開する。再開後は激しい両者パンチの交換後、高塩がタックルでテイクダウンを奪ったところで終了のゴングが鳴った。
判定は西谷への減点を含め、ジャッジ三者とも大差で高塩を支持。ローブローを乗り越えた高塩が勝利を勝ち取り、西谷は通算戦績を負け越しとした。
高塩はマイクを握ると「相手の西谷君も人生を懸けて1年チャレンジをやっている中で、ローブローで緊張感を切ってしまい申し訳ありませんでした」と西谷を思いやるコメント。そして「僕も19歳から警察官を1年で辞めて格闘技をやってますが、結果が結びついてきていません。悔しい思いをしている最中ですが、絶対にチャンピオンになります」と飽くなき挑戦心を見せリングを降りた。
▶次ページはStreet♡★Bob”洸助vsケンヤスキー、鮎田直人vs渋谷カズキ
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