【ボクシング】ヘビー級 怒涛の20秒連打でKO劇、遺恨の相手はギブアップで背を向けた! リオ金ヨカはデビュー初タイトル
フランス・ナントのHアリーナにて6日(日本時間)行われた一戦で、2016年のリオ五輪スーパーヘビー級金メダリストであり、WBC世界ヘビー級13位のトニー・ヨカ(28=フランス)がKO勝利。ヘビー級ながら約20秒も続いた怒涛の連打で相手をギブアップさせた。
これでヨカはWBCの下部組織であるEBU(ヨーロッパボクシング連合)のヘビー級王者となり、17年6月のプロデビュー以来の初タイトル。戦績も10戦(8KO)無敗とし、世界への大きな一歩を踏み出した。
昨年11月の前戦こそフルマークの判定勝ちでKO勝ちを逃したものの、それまでは6連続KOを続けた豪腕。身長201cm、リーチ208cmから繰り出すジャブと振り回す左右フックは圧巻だ。
今回の相手はジョエル・タンブウェ・ディジェコ(31=ベルギー)。IBOクルーザー級のインターコンチネンタル王者で、昨年12月には新設されたWBC世界ブリッジャー級(ヘビー級のひとつ下の階級)の9位にランクインした。昨日の前日計量のフェイスオフではディジェコがヨカを突き飛ばし乱闘騒ぎとなっている。
▼昨日の乱闘騒ぎ。ディジェコがヨカを突き飛ばし騒然の会場
Weigh-in beef just never gets old ? (via @StarBoxing)
?? HEAVYWEIGHT SCRAP IS SET ??
⚖️ @TonyYoka – 244.7 lbs
⚖️ @TambweDjeko – 230.3 lbs#YokaDjeko | TOMORROW | ESPN+ – 2:50pm ET pic.twitter.com/JxM3Ew1mBh— Top Rank Boxing (@trboxing) March 4, 2021
そんな遺恨の両者だが、試合ではヨカは序盤からカウンター狙いのディジェコに得意の強烈なジャブをヒットさせる。ディジェコは足を使いリングを回るが、ヨカは以降もジャブからボディ、フック連打し、ロープを背負わせながら優勢に試合を運ぶ。
ディジェコも7Rにフック、アッパーを連続でヒットさせるなど反撃するが、ヨカの圧力と手数に押され気味だ。11Rにはヨカが、ジャブからボディでロープに詰め右フックをクリーンヒット、ディジェコの右目は大きく腫れている。
そして12R中盤に差し掛かると、ヨカが突然KO狙いの連打。ディジェコをコーナに追い詰めると、その連打が約20秒間止まらず。最後はヨカの刺すようなジャブで大きく仰け反り、とうとうディジェコがたまらず背を向けた。コーナーロープに顔を伏せ、首を左右に振り「ありえない」という素ぶり。あと1分で判定に持って行けたが、その連打に耐えられすギブアップとなった。
再びKO街道を歩み始めたヨカ、既に世界ランク入りしているが、同じWBC王者のタイソン・フューリー(英国)や元王者で1位のディオンテイ・ワイルダー(米国)、2位にはロンドン五輪金で4団体統一クルーザー級王者アレクサンデル・ウシク(ウクライナ)ら強豪と戦う日が来るのか。まずは次戦に期待したい。
▶︎次ページは(動画)ド迫力、ヨカのヘビー級20秒連打、相手はたまらずギブアップ
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