【ホーストカップ】滉大がムエタイ強豪に2ダウン奪い判定勝ち、福田海斗がKING剛に勝利
魁斗、田渕神太が判定勝利アーネストホーストジムJAPAN
『QP PRESENTS HOOST CUP KINGS KYOTO7』
2021年3月7日(日)京都KBSホール
【NIGHTFIGHT】
▼メインイベント 第8試合58.5kg契約3分3R(延長1R)
●泰良拓也(PFP)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
〇魁斗(立志會舘)
※泰良に3R1分23秒カーフキックでダウン1あり
昨年、王座決定戦4人トーナメントを制し王者となった泰良拓也と、シュートボクシング協会トップランカーの魁斗の対戦。
泰良は昨年3月に臨んだ一刀との次期挑戦者決定戦に敗れたものの、空位となった王座を争った10月のトーナメントを制しHOOST CUP日本フェザー級王座を戴冠。王者となって初戦で強敵を迎える一戦に「自分は挑戦者だということを忘れずに、アグレッシブな試合をして勝って、自分の強さを証明したい」と意気込む。
魁斗は、当初出場予定だった太田拓真の負傷欠場により、急きょ参戦が決定。しかし緊急事態宣言発令のために中止となった2月13日のSB大阪大会に出場予定だったといい「試合に向けて練習していたので問題ありません」と、万全の状態でリングに上がる。
開始早々、ジャブ、ロー、ミドルを走らせる泰良に、魁斗はがっちり構えて、アームブロックしてから返しの左フック、ストレート、ローを合わせるが、泰良も手堅くかわす展開。前半、やや泰良の攻撃が多い印象。
蹴りに対しての魁斗のリターンの蹴りが入り初めてか、泰良は飛び込んでの強いパンチの連打を当てるが、魁斗がしっかりブロックする。クラウチングに比重が大きくなった泰良の前足にたびたび、魁斗のカーフキックがヒットし、バランスを崩す場面が目立つ。
ガードの固い魁斗にボディからの連打をヒットさせる泰良に、魁斗も応戦しラリーが続くが、魁斗のカーフキックがたびたびヒットし泰良の前足が赤くなる。こらえながらアグレッシブに強打をふるう泰良だが、3R中盤いよいよカーフキックによるダウンを喫してしまう。立ちあがり挽回せんとアグレッシブに攻撃をしかける泰良だが、魁斗もガードが固く、タイムアップ、王座奪還後の試練の一戦となった泰良だが、魁斗の実力が大きく評価される一戦でもあった。
▼「 泰良拓也VS魁斗」試合映像
▼ダブルセミファイナル 第7試合55kg契約3分3R(延長1R)
〇田渕神太(拳聖塾)
判定3-0 ※30-27、30-28、30-27
●HΛL(OISHI GYM)
※HALが200g計量オーバーによりグローブハンデ+1点減点スタート
昨年12月名古屋大会で、NJKFトップランカーの甲斐元太郎にKO勝利し勢いにのるHΛLが、アクセル・ABW2冠王の田渕神太に挑む一戦。
田渕の妹・涼香はRISEのリングで活躍しており、田渕の周囲も騒がしいと思われるが「(妹の活躍が)気にならないといえば嘘になりますが、涼香は涼香、自分は自分なので、自分を見失わないことが大切」と、武道家らしい冷静さを見せる。
対するHΛLは、ジムの看板選手である大﨑兄弟に大いに刺激を受けている様子。「僕も早く大きい舞台に立って注目されたい」と、ビッグマッチへの意欲を見せる。
前日計量でHALが200gオーバーとなり、グローブハンディ+1点減点スタートとなる。長身のムエタイスタイルのHΛLと空手スタイルの田渕の異種格闘技的なスリリングな出足ではじまる。序盤から倒さんと強打を振るうHΛLだが、田渕は正面に立たず、左右にスライドしてから細かいローをヒットさせHΛLのリズムを狂わせる。ジャブを連打し右の強打を狙うHΛLだが、田渕のガードは固く、距離を外してクリーンヒットさせない。攻撃の間ができると田渕のロー、ミドルがヒットする。HΛLの強いミドルも空手家の田渕には動じない。
2Rに入るとサウスポーにシフトした田渕がHΛLの右のパンチ、ミドルに左の蹴りと右のカウンターを合わせ始める。HΛLの攻撃のリズムを崩すことに成功した田渕がオーソドックスに戻してなお、パンチの攻撃を多くヒットさせはじめ、2R終盤にはワンツーで大きくぐらつかせる。
最終ラウンドに入り、挽回せんと険しい表情で一打必倒の強打を振るうHΛLだが、距離とタイミングをコントロールした田渕がカウンターを多くヒットさせ、打ち合いの場面になっても田渕が優位に立つ。そしてゴングが鳴り、距離とタイミングを制した“空手家”田渕の作戦勝ちと言える一戦だった。まだ若いHΛLの再起にも期待。
▼「田渕神太VS HAL」試合映像
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