【ホーストカップ】王者・泰良拓也「フェザー級日本最強になる」と国内最強へ挑戦、緊急参戦の魁斗は完封宣言
3月7日(日)京都KBSホールにて開催される『HOOST CUP KINGS KYOTO 7』。本大会の夜の部である「NIGHT FIGHT」出場選手の戦前インタビューが主催者を通じ届いた。
メインイベント第8試合58.5kg契約3分3R(延長1R)に出場するHOOST CUP日本フェザー級王者・泰良拓也(PFP)。昨年3月に臨んだ一刀との次期挑戦者決定戦に敗れたものの、空位となった王座を争った10月のトーナメントを制しHOOST CUP日本フェザー級王座を戴冠、「目標とする日本チャンピオンがやっと達成できた」と喜びの表情を見せた。
2021年の目標を「他団体のチャンピオンや、トップランカー、強い選手達を倒していって、フェザー級日本最強になる」と定めた泰良。対戦する魁斗の印象を「(変更前の)太田拓真選手より魁斗選手のほうが強敵」と分析。王者となって初戦で強敵を迎える一戦に「自分は挑戦者だということを忘れずに、アグレッシブな試合をして勝って、自分の強さを証明したい」と意気込みを見せた。
対する魁斗(立志會舘)は、当初出場予定だった太田拓真の負傷欠場により、急きょ参戦が決定。しかし緊急事態宣言発令のために中止となった2月13日のSB大阪大会に出場予定だったといい「試合に向けて練習していたので問題ありません」と、万全の状態でリングに上がる。
2020年は2月の笠原友希戦で5R判定負けを喫するも、11月にRKSスーパーフェザー級(-59kg)王座に挑戦。兼田将暉を判定で下し初王座を手にした。今回が前戦に続き2戦目の対外試合。「他団体やプロモーションでも特に気にしていることはない」と、冷静沈着な様子を見せた。
泰良の印象を「パンチが強い」と分析した魁斗。「スピードとテクニックで完封する」と意気込み「今後HOOST CUPのベルトも狙います」と二冠目の奪取に意欲を見せた。
ダブルセミファイナル第7試合55kg契約3分3R(延長1R)に出場するアクセルバンタム級王者・田渕神太(拳聖塾)。RISEのリングで妹・田渕涼香が活躍しており、田渕の周囲も騒がしいと思われるが「(妹の活躍が)気にならないといえば嘘になりますが、涼香は涼香、自分は自分なので、自分を見失わないことが大切」と、武道家らしい冷静さを見せる。
対戦するHΛLの印象は「ムエタイがバックボーンの間違い無く強い選手」と分析。その上で「空手界の大先輩方がムエタイと対戦して残された実績を汚すことはできない」と”空手家”として勝利を目指す構えだ。
相手は有名ジム・OISHI GYM所属だが「ジムとして対戦するわけではなく、あくまで自分とHΛL選手の一騎打ち」と雑念の影響は無し。「『空手vsムエタイ』の印象が強いのかも知れないですが、今大会のベストバウトと言われる試合をしたい」と勝利を誓った。
対するHΛL(OISHI GYM)は、ジムの看板選手である大﨑兄弟に大いに刺激を受けている様子。「僕も早く大きい舞台に立って注目されたい」と、ビッグマッチへの意欲を見せる。その大﨑兄弟とは「スパーリングしたりテクニックを教えてもらったりしてる」という練習仲間。「試合に向けてもすごく自信が持てます」と、充実した練習ができているようだ。
対戦する田渕の印象は「すごくアグレッシブな選手」と高評価。層が厚い55kg級のホーストカップにおいて頭角を現すためにも、是が非でも勝利したい相手だ。勝利後は「誰でもいいのでチャンピオンクラスとやりたい」と目標を語るHΛL。「用意された相手に確実に勝ってタイトルマッチを組んでもらえるよう頑張ります!」と、王座奪取に向け意気込みを見せた。
ダブルセミファイナル第6試合72kg契約3分3R(延長1R)に出場するアクセルミドル級王者・RYOTARO(大原道場)。高校までは野球一筋だったというRYOTAROは、甲子園の夢が破れたのを機に格闘技の世界へ足を踏み入れたという。
自慢は贅肉のないボディと「北斗神拳のような攻撃!」というコンビネーション。対戦相手である40歳の剛王を「年齢的に旬は過ぎていても、ここまで現役で活躍できていることは侮れない」と警戒しつつ「瞬き禁止のミドル級ならではの迫力を届けたい!」とKO勝利を誓った。
対するGLADIATOR武士道ミドル級初代王者・剛王(TEAM GOH)は昨年10月のホーストカップ大阪大会DAY FIGHTのメインイベントに登場。1Rにダウンを奪われた上でのTKO負けを喫した。「メインとして気合い入れましたが、完全に空回りでした」と反省の弁を述べる剛王。再起戦となる今回に向け「新しい剛王をお見せします」と気合いを入れる。
対戦するRYOTAROの印象を「若い選手で今後大きく活躍する要素を持った選手」と、将来性を含め高評価。「自分は倒すか倒されるかの試合しかできない」の宣言通り、試合展開は「リングで雄叫び上げるかマットに沈んでるかですね」と、完全KO決着の構えを見せた。
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