【KROSS×OVER】ヘビー級のベテラン・工藤勇樹が王者・坂本英則をKO、二冠目を獲得
KROSS×OVER実行委員会
『KROSS×OVER11』(2部制)
2021年3月7日(日)東京・ GENスポーツパレス
【第1部】
▼メインイベント(第15試合) KROSS×OVER認定 KICK ヘビー級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
●坂本英則(修実館/KROSS×OVER級ヘビー級王者)
TKO 2R 2分55秒 ※パンチ
〇工藤勇樹(エスジム/蹴拳ライトヘビー級王者/挑戦者)
※工藤が第2代KROSS×OVER認定KICKヘビー級王者に
初代KROSS×OVER KICKヘビー級王者の坂本と、初代蹴拳ライトヘビー級王者でKrushを主戦場とする戦績45戦を誇るベテランファイター工藤のタイトルマッチ。
1R、軽快なステップで詰めてくる王者・坂本に、工藤もステップを踏みつつ下がり前蹴り、後ろ蹴りで距離を取る。ジャブからローの坂本に、時折飛び込み気味のストレートを繰り出す工藤。サークリングし続ける工藤に坂本は若干もてあまし気味だ。
2R、坂本が圧力を増し左ローの連打。工藤は下がりながら変わらずパンチ、前蹴りの単発狙い。1分過ぎ、工藤が突如変則のジャブから右ストレートを繰り出すと、坂本の側頭部に当たりダウン。すぐに立ち上がる坂本だが、警戒のためか手数が減り気味だ。
残り1分、坂本の大振り左フックに合わせた、工藤の右フックがヒット。明らかに効いた様子の坂本を工藤がフック連打でロープに追い詰める。防戦一方の坂本にレフェリーはスタンディングダウンを宣告。ファイティングポーズを構える坂本だが、工藤のラッシュがガードの合間を打ちぬき坂本がダウン。即座にレフェリーが試合を止めた。
落ち着いた姿勢を崩さず、見事坂本を仕留めた36歳のベテラン・工藤が新王者となった。
▼セミファイナル(第14試合) PRO-KICK -65kg FIGHT 3分3R
〇高橋幸光(TEAM YUKIMITSU/元J-NETWORKライト級王者、元MAライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-26
●我謝真人(Y&K MMA ACADEMY)
※2R高橋がハイキックでダウンを奪う
1R、サウスポーの高橋は前蹴りで様子を見つつ、ローキック。オーソドックスの我謝はローからハイ、ミドルと互いに単発の蹴りが多い。我謝の蹴りを見切る高橋。ラスト1分頃に高橋のローが我謝の下腹部に当たり、タイムストップ。再開すると高橋はパンチの連打で印象付ける。
2R、左ハイ、ミドルと蹴り分け連打の高橋。我謝の蹴りは見切られ、パンチはガードされてしまう。中盤からパンチで勝負をかけてきた我謝に、高橋は前蹴りからの右ストレート。
ひるまずフック連打で前進する我謝に、高橋の狙いすました左ローから左ハイがクリーンヒットし、我謝がダウン。フラつきながら立ち上がる我謝だが、直後のゴングに救われる。
3R、後が無く、前進する我謝に、高橋は落ちついて下がりながら前蹴りからジャブ、ミドルを繰り出す。我謝はパンチ一辺倒になり直進するが、余裕の高橋は下がっては左右に交わしジャブ、ワンツー、回転二段蹴りまで魅せる。高橋は更に上段前蹴りも連打、我謝をいなしては笑顔で攻撃を入れる、キックのレッスンのような展開に。
ゴング直前には高橋が、空手の外回し蹴りのような軌道のハイキックを、我謝の視界外から入れると、我謝はフラつきダウン寸前に。高橋は追撃することもなく、そのままゴングへ。
高橋が文句無しの判定勝利を決めた。
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