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【UFC】“目突き”でメイン試合がノーコンテストに! その瞬間写真にグローブ改良の声も

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2021/03/15(月)UP

右目から血を流しながらノーコンテスト判定で悔しい表情を浮かべるムハマッド。(ESPNMMA公式SNSより)

 3月14日(日・日本時間)に米ネバダ州ラスベガスで開催された「UFCファイトナイト・ラスベガス21」のメインイベントが、偶発的な“目突き”によるノーコンテストに終わった。

 現在8連勝と波に乗るウェルター級3位のレオン・エドワーズ(ジャマイカ)と、19年9月に佐藤天に一本勝ちを収め現在4連勝中のベラル・ムハマッド(米国)の一戦。この対戦の勝者が、次のウェルター級タイトル戦の挑戦権を手にするのでは、と注目を集めていた。

 しかし2R序盤、お互いパンチを交差する中、ムハマッドが突然叫びながらマットに倒れ込む。右目を押さえながら痛みを訴えるムハマッド。

終始、試合を優勢に進めていたエドワーズ(左)(©Getty Images/UFC)

 スロー再生で確認すると、エドワーズが左ミドルを蹴る際、牽制で前に突き出した左手の指先が、ムハマッドの右目に入っている。
 最終的に、エドワーズの偶発的な目突きであると判断されたが、ムハマッドが試合続行不可能のため、勝敗なしのノーコンテストの結果に終わった。

 エドワーズは試合後のインタビューで「ベラル(ムハマッド)には謝罪したい。ワザとじゃない。自分が蹴るタイミングで、彼も踏み込んだので、(距離が近づき)当たってしまった」と発言。

目突きの瞬間を捕らえた衝撃写真、中指が目に入り下まぶたをえぐる

(ホワイト社長の公式SNSより)

 対するムハマッドも自身のSNSで「自分にとって最初のメインはこんな形に終わり、心が傷ついている。ファンには申し訳ない。視野も戻ったし、一生治らないダメージではない。また、戻ってくるよ」とコメントした。

 UFCのダナ・ホワイト社長は大会後、この“目突き”の瞬間を撮影した写真を自身のSNSに掲載すると「ムハマッドには早く回復してほしい」「グローブを改良すべき」などの意見が多数。

 すると、PRIDEK-1で活躍したMMAレジェンドのゲーリー・グッドリッジが「みんな、これは戦い。傷つくものなんだ。行為は明らかに意図的ではなかった。トラブルはつきものさ。我々(ファイター)はそれを承知の上で戦っているんだ」と、プロ選手の覚悟を代弁した。

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