【K-1】村越優汰、吠えながら攻撃の”野獣化”した芦澤竜誠を翻弄
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~ K’FESTA.4 Day.1~』
2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター
▼第11試合 スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○村越優汰(湘南格闘クラブ)
判定3-0 (30-28、30-29✕2)
●芦澤竜誠(PURGE TOKYO)
村越は17年6月に第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントを制し、王座を獲得。19年には王座を返上し、11月には熱望していた武尊との対戦が実現、持ち前の技術で武尊の強打を封じ込めるも2-0の判定負けを喫した。再起を図った20年3月『K’FESTA.3』では、レオナ・ペタスの強打にTKO負けと2連敗。同12月には山本直樹を判定で下し再起を果たしている。
対する芦澤は「K-1の悪童」の異名のとおり、ビッグマウスと派手な試合運びで人気を博すファイター。19年6月の敗戦後、一時K-1からの引退を表明していたが、20年9月のK-1 DX企画「芦澤竜誠を殴りたいやつ、大募集」に出演し、復帰を発表。同12月には島野浩太朗との壮絶な打ち合いを制しKO勝利で復活を遂げた。
1R、サウスポー村越の右ローに、芦澤が左フックを合わせようと振り回す。芦澤はいつもより腰を落としており、ステップが減っている代わりに、圧力をかけやすい構えだ。
飛び込むようなストレートの芦澤に、村越が右フックのカウンター。芦澤が若干フラついたか。続いて右ミドルを蹴る村越に、芦澤がフックからヒザを合わす。しかし、さらに村越は右フックをヒットさせる巧さを見せる。
いなしては的確に返す村越だが、ラストは芦澤がヒザからパンチで飛び込みアグレッシブに行く。
2R、村越の右フックの打ち終わりに、芦澤が左フックをヒット。一瞬止まる村越。さらに突っ込む芦澤だが、立て直した村越が左フックを返す。
プレッシャーをかけて行く芦澤だが、村越は冷静に右ミドル、三日月蹴り気味の前蹴りを返して行く。
3R、芦澤の空いた脇腹に、村越の右ミドルが入リ続ける。飛びヒザ気味に突っ込む芦澤をかわしては、村越は右フック。
後半、吠えながらノーガード、ロングフックを振り回し迫る芦澤のボディに、村越のヒザが何度も突き刺さる。最後まで大振りフックからの飛びヒザで吠えては突っ込む芦澤だったが、村越は下がっては的確にミドル、右フックとヒットさせ続けた。
判定は1者が30-28、2者が30-29で村越を支持。気迫を見せた芦澤だったが、村越のテクニックの前にリベンジはならなかった。
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