【UFC】5連勝”4KO”のホランドが連勝ストップ、“門番”ブランソンの壁に阻まれる
WME-IMG
『UFCファイトナイト・ラスベガス22』
2021年3月21日(日・日本時間)米ネバダ州ラスベガス/UFC APEX
▼ミドル級マッチ5分5R
○デレク・ブランソン(米国)
判定3-0 ※49-45, 49-46, 49-46
●ケビン・ホランド(米国)
ケビン・ホランド(28=米国)はミドル級ランキング10位で、FIGHT NIGHT中心に出場する新鋭。長いリーチを活かした打撃とサブミッションが武器だ。2020年の活躍はめざましく、12月のホナウド・ジャカレイを含む5戦全勝(4KO)と波に乗る。ジャカレイ戦では、グラウンド状態の下からの右フックでダウンを奪いパウンド連打でTKO勝利を収め、その日のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに選ばれた。ここ2戦は1RでKO勝利でMMA戦績は21勝5敗。
対するデレク・ブランソン(37=米国)は過去ユライヤ・ホールやリョート・マチダらトップランカーに勝利したこともある実力者。現在ランキング7位で3連勝と、こちらも好調だ。MMA戦績は21勝7敗。
1R、ブランソンがサウスポー、ホランドがオーソドックスの構え。ホランドが長いリーチを活かした顔面前蹴り。ブランソンが右ストレートがヒットし、ホランドがフラッシュダウン。ブランソンがトップを取り、ガードの上からパウンド。下からの攻撃も得意とするホランドだが、ブランソンは構わず、パウンド&ヒジを落としていく。
ブランソンの圧力で、ホランドが立ち上がる展開を作れない。ホンランドは過去の試合でも試合中に良く相手に話しかけるが、この日も「こんなもんか?」など、ブランソンに話しかける。
2R、ブランソンがボディロックからホランドを倒そうとすると「テイクダウンしたいのか、やってみろ?」と吠えるホランド。その流れから、ホランドの右ストレートが立て続け3発ヒット!
ダメージを負ったブランソンだが、すぐに組みつきボディロックでテイクダウンに成功。マウントポジションのブランソンがパウンドを落とすが、反転しながらホランドが回避。しかし、ブランソンがすぐにハーフを取り肩固めに。しかし、額の血管が浮き出るほど絞めあげられるが、ホランドはタップせず、反転しながらエスケープ。
再び、ブランソンがホランドの打撃に合わせてテイクダウンに成功。ブランソンがガードから、打撃で削っていく。ホランドは下からヒジを放つ。
3Rと4Rは同じ流れに。ブランソンがテイクダウンを決め、トップコントロールしながら、上からパウンドを落とし続ける展開。両者ともに疲労の色が隠せない。ホランドは変わらず、「ヒジを落としたいんだろ!」「もっとやれろ!」など、ブランソンに話しかける。
最終5R、ブランソンが組みついたが、倒しテイクダウンを取ったのはホランド。下からクローズドガードの状態で脇をさしホランドに組みつくブランソン。完全に逃げの体勢に。ホランドがブランソンを抱え上げてスラム。ここから脇腹を叩く以外の展開が作れない。
残り1分半、スタンドの展開に戻したホランドだが、逆にブランソンにタックルにいかれ、テイクダウンを奪われる。ブランソンがケージに押しこみながらパウンドを落とす。
残り10秒、ブランソンが立ち上がり、最後のスタンド攻防が期待されたが、両者何もせず、終了のブザー。結局、判定3-0(49-45, 49-46, 49-46)でブランソンが勝利した。
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