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【Krush】壬生狼一輝、10戦無敗のまま王座戴冠!武尊の盟友・大岩龍矢は剛腕で衝撃KO勝利

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2021/03/27(土)UP

壬生狼(右)が判定勝利、無敗のまま王座を戴冠した

Krush実行委員会
『Krush.123』
2021年3月27日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第7試合)Krushバンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●吉岡ビギン(team ALL-WIN/王者)
判定0-2 ※28-29×2、28-28
〇壬生狼一輝(力道場静岡/挑戦者)
※壬生狼が第7代王座に就く。吉岡は初防衛に失敗。

 吉岡は昨年12月の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント準決勝で黒田斗真を判定で、決勝で橋本実生を延長判定と接戦を制してタイトルを獲得し、今回が初防衛戦となる。殺傷能力のある蹴り技と、パワフルなパンチが持ち味で、戦績は12勝(1KO) 1敗 2分。

 対する壬生狼は昨年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、今年1月のKrush後楽園大会では松本日向との無敗対決に勝利。タイトル挑戦権を掴み取った。戦績は9勝(2KO) 無敗で、記者会見などではプロレスラー大仁田厚を意識した口調で、注目を集めている。

 昨日の前日計量で、王者の吉岡がリミットの53kgを1.3kgオーバー。K-1実行委員会で両サイドと協議の結果、勝敗に関わらず吉岡は、王座をはく奪。吉岡は減点2スタートで、グローブハンデが付く(吉岡=10オンス、壬生狼=8オンス)。壬生狼が勝利した場合のみ、新王者となる。

 1R、吉岡が圧力をかけて右ローを強打。左ジャブで牽制する壬生狼はサークリング。吉岡が左ミドル、左フックをヒット。下がらない壬生狼も右カーフキックを蹴る。

 2R、両者とも左右のフックを交錯させる。吉岡が左ハイ、ミドルキックなどの蹴りを散らすと、壬生狼は胴回し回転蹴りを見せ、左ジャブを多用する。吉岡の圧力に、壬生狼も負けじと右ローを返していく。

 3Rになるも、壬生狼はサークリングを止めずに、左ジャブからの右ローを蹴る。吉岡は左の蹴りを中心に接近し、左フックをヒット。壬生狼も負けじとカウンターの左右のフックで応戦。両者とも近距離でフック、ストレートで打ち合う。最後に左ミドルを吉岡が、2度放ったところで終了のゴングが鳴った。

 判定で2者が壬生狼を支持。壬生狼が無敗のままベルトを巻いた。

 王座を戴冠した壬生狼は、試合後のリングで「静岡に来て1年でバンタム級のベルトを獲れたのは、力道場静岡の先生と皆のおかげでと思ってます。そろそろK-1のバンタム級トーナメントを開いてもいいと思う。役者は揃ってると思うので開いてください」とアピールした。

 壬生狼は試合後インタビューで「これが壬生狼革命だ。試合の感想はこっちが聞きたい。お客さんどうじゃったか」とコメント。試合内容を振り返って「まず減量デスマッチで、ワシが勝利して、試合では勝ったが、勝負ではワシの負けじゃ。吉岡選手とても良い選手じゃった。ベルトは最高の気分じゃ」と、試合後にも関わらず、大仁田厚風のコメントを残した。

 敗戦した吉岡は「自分は計量オーバーしたので、オーバーしたことを申し訳なかったと思います。プロとして情けないことをしました」とコメント。計量失敗の理由については「水抜きがなかなか出来なくて、この階級には限界があると思いました。勝手ながら、スーパーバンタムが適正だと思っているので、ゼロからではなく、マイナスから頑張りたいと思います」と話した。

▶︎大沢文也vs川﨑真一朗の試合レポート

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