【ボクシング】”ライトヘビー”ブアツィが豪快に10連続KOを飾る、次は年内スーパー王者ビボルに挑戦か

2021/08/17（火）UP
（最終更新：2022/02/26 04:10）

　8月15日（日本時間）英国ブレントウッドにて行われた［WBA世界ライト･ヘビー級挑戦者決定戦］は、同級2位ジョシュア・ブアツィ（28=英）が同級3位リチャード・ボロトニクス（31=ラトビア）に11R2分8秒、ロープ外に上半身が飛び出すほどの豪快なTKO勝ちを飾り、世界タイトルに一歩近付けた。

【動画】ブアツィの豪快KOシーン

　ブアツィは16年のリオ五輪では同階級で銅メダルを獲得、その後プロ転向し14勝（12KO）無敗。現在WBA世界同級2位でIBF3位など、主要4団体で10位以内にランクされる選手だ。

　9連続KO中のブアツィは今回もKO勝利が期待され、試合は4Rに左目が腫れ上がったボロトニクスを追い詰めぐらつかせると、6Rには左アッパーでダウンを奪う。そしてKOを狙い畳みかけるように仕留めにいく。しかし、そのラウンドを持ち前の打たれ強さで凌いだボロトニクスは、次のラウンドから反撃。先のラウンドで攻撃を出し切り、やや疲れが見えたか被弾する場面もあったブアツィだったが、間も無く回復。ブアツィ攻撃を吸収し反撃してきたボロトニクスだったが、11R、ブアツィの右ストレートで吹っ飛び、上半身がロープから飛び出す豪快なKO劇となった。

　ブアツィはこれで10連続KO勝利、戦績を15勝（13KO）無敗、KO率86.67%に伸ばした。ボクシングプロモーターでマッチルームのエディ・ハーン氏は以前からWBA同級スーパー王者ディミトリー・ビボル（30=ロシア）との年内対戦の可能性を示している。ブアツィの初の世界戦実現に期待される。

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