【イノベーション】引退試合の児嶋真人、NJKFランカーに敗れる
Japan Kickboxing Innovation & DANGER GYM
『AROUSAL-6』
2021年10月10日(日)茨城・Waiwaiドームしもつま
▼第12試合 Masahito Kojima final ライト級(61.23kg) 3分5R
●児嶋真人(DANGER GYM/INNOVATIONスーパーフェザー級6位)
判定0‐3 ※49‐50、47‐49、47‐50
〇吉田凛太朗(VERTEX/NJKF/NJKFライト級1位)
今大会で引退試合を行う児嶋は、今大会を主催するDANGER GYMのエースで独特のサウスポースタイルから繰り出される左ストレートを武器とする。昨年11月の茨城での興行ではInnovationスーパーフェザー級次期王座挑戦者決定トーナメント準決勝で櫻井健と激戦の末に僅差の判定で敗れた。
前戦となった今年7月の『NO KICK NO LIFE』では出場選手の欠場で急遽出場を決め、WPMF世界&聖域統一スーパーフェザー級王者・岩城悠介と対戦し敗れはしたが、追い込む場面も見せた。戦績は24戦10勝13敗1分。
現在は、牛革ではなく「豚革の魅力と現状」を伝える活動をしており、引退後は豚革の新商品開発に専念していくという(今年7月にクラウドファンディングを行い無事にクリアー)。
対する吉田は2018年の18年NJKF新人王。今年6月には鈴木翔也が保持するNJKFライト級王座に挑戦し、ダウンを奪い王者を後一歩追い込む場面を作っている。
試合前には、昨年11月に対戦した櫻井健がリングインし、児嶋に花束を手渡し、激励した。
1R、サウスポーの児嶋は独特のステップから左ミドル、左フック。吉田は組み付いてヒザ、こかしも多用し相手のリズムを崩す。2R、児嶋はバックブロー、バックスピンと大技を狙うも、吉田は右ミドル、徐々に右ストレートのクリーンヒットが目立つように。
3R、児嶋のパンチを空振りさせて、吉田は組んでのこかしを何度も決めてスタミナを削っていく。4R、疲れを見せ始めた児嶋だが、吉田の右ストレートを被弾し、こかされながらも前に出続ける。
5R、手数を出し続ける児嶋は打ち合いに持ち込みたいものの、吉田はパンチをいなして組み付くなど主導権を握らせない。最後まで攻め続けた児嶋だったが、時間切れ。
判定で敗れた児嶋には会場から拍手が送られた。引退セレモニーでは10カウントゴングが鳴らされ、最後にマイクを握った児嶋は「キックボクサーの引退試合はやはり実績がないとできないので、正直、僕の実績ではできるものではありません。そんな中、凄く幸せな時間を作っていただいた井手本(高司)会長、大会運営の皆様、最後に練習に付き合ってくれたTEAM KOKの大嶋(剛)会長、本当にありがとうございました。負けてしまいましたが、温かい拍手を送っていただき励みになります。ありがとうございました」とメッセージした。
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