【KNOCK OUT】超新星・龍聖が銀次との競り合いを制し初王座を戴冠、一撃KO勝利の松倉信太郎がRIZIN出陣を声高に宣言

2021/10/29（金）UP
（最終更新：2021/10/30 13:32）

株式会社Def Fellow
『KNOCK OUT 2021 vol.5』
2021年10月29日（金）東京・後楽園ホール

▼メインイベント（第9試合）　KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦　3分3R・延長1R
○龍聖（TRY HARD GYM）
判定3-0　※29-28×2、30-27
●銀次（Next零）
※龍聖が王座獲得

　龍聖は、K-1で活躍したHIROYAが送り込む若きホープ。切れ味鋭いパンチと一撃必倒のハイキックを武器にデビュー以来6戦6勝6KOと破竹の快進撃を見せていたが、今年3月には初の判定勝利。しかし8月には1R KO勝利を挙げ、その強打を見せつけている。戦績は8勝8勝（7KO）。

　対する銀次は福岡在住で、九州の格闘技イベントで三冠王。今年5月にKNOCK OUT初参戦を果たすと、小笠原裕典と延長戦にもつれ込む大接戦を繰り広げドローの結果に終わったが、この階級で日本トップクラスの位置に近いことを証明した。さらに今月5日、KNOCK OUTトップ戦線の栗秋祥梧に2R KO勝利し、今回の決定戦出場者の資格を得た。戦績は17勝（7KO）3敗3分。

　1R、プレッシャーをかける龍聖が強い右ロー。距離を詰めた銀次に右から左のコンビネーションを見せる。前に出る銀次はボディから顔面へパンチ。銀次の入り際に龍聖が左ボディ、右三日月、左ミドルをテンポよくヒットさせる。下がる銀次へ飛び膝蹴りの着地から左フックをヒット。銀次の顔面を揺らす。銀次もひるまず前進を止めず、踏み込みながら左フックを龍聖の顔面へヒット。龍聖も鋭い左ジャブで突き放す。

　2R、龍聖の左ジャブを浴びながらも銀次が左右フックで前進。龍聖はワンツー連打から銀次の入り際にカウンターの左フック。銀次の右ストレートを龍聖がジャブで止める。銀次のローに左ジャブ、右ストレートをカウンターで合わせる。銀次は被弾しながらも前進を続け、龍聖の左ジャブに右フックをクロスでかぶせる。

　3R、リングを回る龍聖が左ジャブから左三日月。前に出る銀次は大きなフック、左ボディで飛び込む。プレッシャーをかける銀次に龍聖はワンツーで距離を詰め、ロープ際で銀次の左ミドルをキャッチしたまま左フックを顔面にたたき込む。頭から入る銀次は左右フックで強烈なプレッシャー。下がる龍聖をコーナーに詰め、パンチの交換をする中で試合終了のゴングを迎えた。

　判定はジャッジ3者とも龍聖の勝利を支持。超新星・龍聖が無敗のままKNOCK OUT-BLACKのベルトを腰に巻いた。

　龍聖は「力んで自分の試合が出来なかった。腰にベルトはあるけどあまりうれしくないです」と不完全燃焼な様子。ここまで支えてくれた両親、そしてジムメイトに感謝の言葉を述べ、最後に「このベルトがスタートだと思っているので、もっと上に行けるようにがんばります」とさらなる飛躍を誓った。

▶︎次ページは、松倉信太郎vs武来安

• 1
• 2
• 3
• 4

• ≪ 前のページへ
• 次のページへ ≫

●編集部オススメ

・龍聖「この勘違い野郎をボコボコにする」とベルトを前に圧勝宣言、銀次は”挑発”フェイスオフで闘志あらわ＝前日計量

・松倉信太郎＆武来安の”日米ナイスガイ競演”も、ポスターに不満の松倉「ちょっと出していかないと」と自らの姿勢問う＝前日計量

・後楽園で初メインの龍聖が短期決着宣言「判定にはならない、1Rか2Rで」九州を背負う銀次は「倒せるイメージはできている」

・松倉信太郎vs武来安の“日米ナイス・ガイ対決”「これから先のことを考えても参考になる一戦」（松倉）＝10.29

・ぱんちゃん璃奈、姉をSNSで紹介「美人姉妹すぎる」「似てる」とファン歓喜