【イノベーション】マサ佐藤、橋本悟との王者対決を制す、大谷翔司はKO防衛
Japan Kickboxing Innovation
『Resistance-4』
2021年12月5日(日)東京・品川インターシティホール
▼第9試合 メインイベント 64kg契約 王者対決 3分5R
●橋本 悟(橋本道場/INNOVATIONスーパーライト級王者、MuayThaiOpenスーパーライト級王者)
判定0‐3 47‐49、48-49、47-49
〇マサ佐藤(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪/英雄伝説64kg級アジア王者、西日本統一ライト級王者、蹴拳ムエタイライト級王者、DBSライト級王者、元RKAライト級王者)
橋本は“激闘大魔神”と呼ばれ、テクニシャン揃いの橋本道場の中で、一撃必倒の右パンチ強打を持っている。打たれても怯まずに打ち返すファイトスタイルで、多くの強豪を沈めた。前戦となった2月のREBELSでの良太郎戦では判定負けを喫し、今回が再起戦となる。
対する佐藤は、“不沈艦”と恐れられる驚異のタフネスを誇り、ビッグハートを武器に勝ち星を重ねてきた。佐藤は昨年まで沖縄在住だったが、生まれ故郷の東京下町へ帰省してウィラサクレックジムに移籍した。前戦となった9月のBOMで佐藤は貴雅に敗れており、こちらも橋本と同じく再起を狙う。
1R、左右ローの橋本に対し、佐藤は右ミドルから組んでのヒザ、大振りの右フックを振り回し互角の展開。2R、佐藤が右の三日月蹴りを見せパンチにつないで前進。橋本もパンチで応戦したところで偶発性のバッティングで橋本は額をカット。ドクターチェック後に再開すると、橋本はブチ切れ、パンチラッシュで襲い掛かる。
3R、佐藤は橋本をコーナーに詰めて連打する場面が増え、組んでの展開ではヒジ打ちを連発。距離を取る橋本はパンチ連打を返し、ここまでの判定はイーブンとなった。
4Rからさらにヒートアップした両者はバチバチの打ち合いへ。佐藤は橋本をコーナーに詰めて連打を見せるが、耐える橋本は打ち返していく。
5Rもお互いに手数を止めることなく、打ち合いへ。ヒット数で上回った佐藤が判定勝ちしたが、最後まで倒れずに反撃し続けた橋本にも場内から拍手が送られた。マイクを握った佐藤は「激闘ばかりしている橋本選手とメインで勝てて、今年最後にの良い締めができました。また頑張りますので応援よろしくお願いします」と挨拶した。
▼第8試合 セミファイナル INNOVATIONライト級(61.23kg)タイトルマッチ 3分5R
〇大谷翔司(スクランブル渋谷/王者)
TKO 1R1分21秒 ※レフェリーストップ
●紀州のマルちゃん(武勇会/同級2位/挑戦者)
※大谷が初防衛に成功
2020年8月のINNOVATIONライト級王座決定戦で大谷とマルちゃんは対戦しており、この時は大谷が判定勝ち。その後、マルちゃんがランキング戦を勝ち上がり、今回は挑戦者としてリマッチに挑む。
1R、左ローをこつこつ当てる大谷に、マルちゃんは右ロー。大谷が距離を詰めてマルちゃんをロープ際に追い込むと一気にパンチラッシュ。大谷が右ストレートを当てると、マルちゃんは崩れ落ちダウン。
ダウンカウントが数えられる中、フラフラながらも立ち上がったマルちゃんに、大谷が再びラッシュを仕掛けてダウンを追加したところでレフェリーがストップした。
秒殺KOで初防衛に成功した大谷は涙を見せながらマイクを握ると「正直、メインでタイトルマッチをやりたかったのですが、セミになった悔しさをぶつけました。自分は1年半前にベルトを巻かせていただき、格闘技での目標を全然達成していないのですが、この1年半で自分でも驚くほど成長しています。試合の前には応援してくれる方々への感謝を感じていて、絶対にキックボクシングで結果を出して恩返しします」とアピールした。
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