【新極真会】極真”松井派”元全日本王者・髙橋佑汰が4回戦敗退も「日本一目指す」
12月12日(日)エディオンアリーナ大阪にて、新極真会第53回全日本空手道選手権大会が開催され、極真会館(松井章奎館長)’17年の全日本大会優勝・髙橋佑汰(髙橋道場)が初参戦、勝ち上がり健闘するも、4回戦で渡辺優作(世田谷・杉並)に敗退し、ベスト8進出はならなかった。
髙橋は「一撃の貴公子」と呼ばれ、上段膝蹴りとはじめとした華麗な蹴り技を得意とする。19年の全世界大会(松井館長)では4位に入賞している。
20年に極真を退会し、『髙橋道場』として独立した。今回は約2年ぶり、独立して初の試合出場となる。
1回戦はシード。2回戦では、第6回ワールドカップ軽量級代表の飯野駿と対戦。
サウスポーの髙橋は前足での前蹴り、ハイキックで牽制も飯野に手数に翻弄され引き分け。延長では自ら接近戦に持ち込み、ボディを攻め判定勝利で勝ち上がった。
3回戦では、今年のJFKO中量級準優勝者・湯川智仁と対戦。
本戦では前蹴りからボディを攻めるも引き分け。延長、再延長ではタフな湯川のパンチローに焦る場面もあったのか、顔面殴打などの反則も。しかしダイナミックな下突きでの連続などで押し切り3-2判定で勝利した。
4回戦の相手は、髙橋と同じく松井派出身の渡辺優作。今年のJFKO3位の渡辺は、重量級ながらステップを止めない接近戦のラッシュを得意とする。近い距離での競り合いが続くと、髙橋はヒザと下突きで攻めるも拮抗。威力の髙橋、手数の渡辺といった構図だったが、延長戦3-0で惜敗した。
試合後の髙橋はイーファイトの取材に「緒戦(2回戦)から、相手選手のほうが一枚も二枚も上手と感じた」と謙虚なコメント。「極真の頃から、接近戦が課題だった」という髙橋。今大会での「足を使いながらも、接近戦でも勝ち上がるという挑戦だった」と語る。
極真時代から知っていた渡辺に敗北した。「(渡辺は)極真時代から接近戦が得意。自分も下突きに手応えも感じたが、相手は強かった」と振り返る。
「フルコンタクト空手の世界の広さを感じた」とも語る髙橋。今後もJFKOや新極真会全日本に挑戦し「自分の空手を生かしながらも勝ち上がり、日本一になりたい」と、新たな世界でもトップを目指すとした。
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