【DEEP KICK】成尾拓輝が佐藤亮に初回TKO勝ち、-55kg王座決定T準決勝で翔磨がFUJIMON♡に勝利
DEEP☆KICK実行委員会
『DEEP☆KICK ZERO2』
2022年1月30日(日) 大阪・176BOX
2022年最初のDEEP☆KICK興行は普段のナンバーシリーズとは違い2年ぶりの開催となる若手中心の大会『DEEP☆KICK ZERO』、その1部・2部それぞれが豊中市・176BOXにて開催された。
昨今のコロナウィルス感染の影響で対戦カードが度々変更することもやむを得ない状況でも会場は2部共に超満員、選手グッズや会場内で販売された「筋肉カステラ」も大盛況と2022年初興行を華々しく飾って見せた。
▼メインイベント DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R
●佐藤亮(NJKF健心塾)
TKO 1R 1分37秒 ※レフェリーストップ
〇成尾拓輝(究道会館)
DEEP☆KICK-60kg上位ランカーに位置する佐藤と現在2連勝中と絶好調の成尾の対決は衝撃の結果に。
1R開始早々、佐藤が様子見で蹴りを放とうした所に成尾は踏み込みパンチでカウンターを合わせ開始間もなく先制ダウンを奪う。出鼻をくじかれた佐藤は立ち直しを図るも成尾はこのチャンスを決して逃さない、リズムに乗れてない佐藤をコーナーに詰めてから真っすぐのパンチを数度ヒットさせ2度目のダウンを奪う。
後がない佐藤、しかし流れは完全に成尾。最後もパンチをまとめて3度目のダウンを奪った成尾が衝撃1R1分37秒でTKO勝利、見事格上の佐藤相手に下剋上を果たした。
試合後マイクでは「最近は格上の相手に2連勝、そして今回も格上の佐藤選手にKOで勝ちました。今、大学2年生でキックボクシングに集中できる時間もあと少し、残りの時間を全力でDEEP☆KICK-60kgのベルト獲得に注ぎ込むので、ベルト挑戦させてください」とベルト挑戦の意欲を宣言。
DEEP☆KICKランカーの佐藤に勝利したことでランキング入りも期待できる、残り2年の大学在学中にDEEP☆KICK-60kg現王者の大樹(HAWK GYM)からベルトを奪取することが出来るのか、成尾の再びの「下剋上」に期待したい。
▼セミファイナル DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
〇タネ♡ヨシキ(直心会)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-29
●一樹(FASCINATE FIGHT TEAM)
今回も美女ダンサーを連れて入場してきたタネ♡ヨシキ(直心会)と元MA王者の一樹(FASCINATE FIGHT TEAM)の1戦、この2人は2018年に「BORDER」で対戦しておりその際はタネの3RKO勝利となっている。
1R、共に軽量級関西トップクラスの選手なだけにスピード感溢れる早い攻防が繰り広げられる。互いにパンチ・蹴りをバランスよく出していくもまずは様子見と言った所、1Rは互角の展開。
続く2R、1Rよりも近い間合いになりパンチのヒットも増えてくる。しかし流れを両者ともに中々つかめない、タネが一樹をロープ際に詰めるも一樹がパンチを返す、一樹がパンチをヒットさせるとタネもしっかり返すなど、レベルの高い打ち合いは続き2R終了時点でのオープンジャッジでは2名が20-20のイーブン、1名が20-19でタネを支持となり結果は最終ラウンドに託される。
3R早々、タネは前ラウンドよりも体制を低くし打ち合いの姿勢を見せると、一樹のパンチをかいくぐっての威力のあるパンチで攻勢に。一樹も負けじと打ち返していくがタネはパンチに加え飛び膝やバックハンドブローなどをタイミングよく繰り出していき、打ち合いを制していく。今大会ベストバウトと言える高レベルな攻防は3R最終ゴングまで続き、結果3Rに打ち合いを制したタネが3-0で判定勝利を獲得。
試合後タネはマイクで「今回は前回(-51kg)から階級を上げての試合だったんで心配だったんですけど、勝てて良かったです。もし-53kgの挑戦者決定トーナメントがあるなら出場したいので、是非呼んでください」とベルト獲得への意欲を語った。
DEEP☆KICK-53kgランキングで巻き起こるであろうタネ♡劇場に注目だ。
▼第2試合 RISE公式戦-45kg契約 3分3R
△坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
判定0-1 ※29-29、29-30、29-29
△Honoka(NJKF健心塾)
今大会唯一の女子プロの試合、プロ7戦3勝4敗で現在2連勝中と勢いに乗っている坂田とFortune Red・Ayaka(NJKF健心塾)の実妹で今回がプロデビューとなるHonokaの美少女対決はRISEルールにて行われた。
1Rは互いに距離を取りミドル・ローからのパンチの展開となるも2Rからは一転、早い回転の鋭いパンチを軸に圧をかける坂田と、ミドル・ローを綺麗に放つHonokaという構図に。
3R、さらに勢いよく前に出る坂田は近距離に詰めパンチ連打を繰り出していくもHonokaはこれをしっかりガードし蹴りを返していく。甲乙つけ難い勝負となったこの試合、判定は0-1(Honoka)で規定に達さずドローに。叶うなら延長戦が見たくなるような、そんな男子顔負けの白熱した試合であった。
▶次ページは『DEEP☆KICK ZERO2』第1試合、オープニングファイト
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