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【NJKF】永澤サムエル聖光が“キラーロー”で健太を下し防衛成功、前田浩喜が大輔を下し3階級制覇

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2022/02/12(土)UP

永澤サムエル聖光が“キラーロー”で健太を下し防衛成功

ニュージャパンキックボクシング連盟
『NJKF 2022 1st』
2022年2月12日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント WBCムエタイ日本統一ライト級タイトルマッチ 3分5R
〇永澤サムエル聖光(ビクトリージム/WBCムエタイ日本統一ライト級王者/JKA同級王者)
判定3-0 ※50-47、50-46×2
健太(E.S.G/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
永澤がWBCムエタイ日本統一ライト級タイトル防衛に成功

 WBCムエタイ日本統一ライト級タイトルマッチで、王者・永澤サムエル聖光 (ビクトリージム)に健太 (E.S.G)が挑戦する。

打ち返す健太(右)

 永澤はパワフルなパンチとヒジを使うパワーヒッター。19年は2度に渡り王座戴冠のチャンスを逃す苦難に見舞われたが、20年1月に興之介を下しジャパンキックライト級王座を獲得。同9月にはNJKF王者・鈴木翔也を下し、WBCムエタイ日本統一ライト級を奪取。1年の間に二冠を手にした。昨年2月のNO KICK NO LIFEでは森井洋介と対戦。2-0の接戦を落としたが、パンチの打ち合いを見せ会場を大いに沸かせた。同6月はラックチャイ・GTジムに判定勝ち。同9月はトーンミーチャイ・FELLOW GYM(タイ)を左フックでKOした。

 対する健太は長くNJKFをけん引してきた大ベテランで、試合間隔を空けずに戦うことでも知られており“月イチ健太”の異名を持つ。近年では、世界の強豪が揃うONEにも参戦している。昨年7月には『BOM』でNOBU BRAVELYと王座決定戦に挑むも判定負け。今年1月の『NO KICK NO LIFE 』では森井洋介と激闘を繰り広げるも、判定負けを喫している。今回が再起戦となる。勢いに乗っている永澤と再起を狙う健太の戦いは、最後まで目が離せない接戦になりそうだ。

防衛に成功した永澤

 1R、健太は得意の飛び込んでの左フック。これを予測していた永澤は、すぐに左ローキック。さらに、左ローキックでダメージを与えていく。健太もローキックを蹴りながら、パンチにつなげる。緊張感の張り詰めた攻防となった。

 2R、永澤は健太に左ローキックを何度も決めていくと、さらに右ローキックも当ててダメージを与える。健太は構わずにフックで反撃。だが永澤は、左ボディを何度も決めて追い込んでく。

 3R、健太はさらに前へ出てパンチを打つ。永澤は、これをディフェンスしながら蹴りを入れていく。とくに左ローキックが有効だ。その中で、ボディブローも入れながら揺さぶりをかける。健太はカーフキック。永澤もカーフを返す。永澤の蹴りが有効に入っていた印象が残った。

 4R、前へ出て勝負する健太。永澤は左ローキックを何度もヒットさせる。動きが止まる健太。永澤は左ローキック、右ローキックでKOを狙う。健太は上体を揺らしながらも、これに耐える。途中で永澤にバッティングが入り試合が止まるが、ドクターチェック後に再開。健太はダメージを受けながらも前へ出て勝負をかけた。

 5R、永澤のローキックが、さらに効果を発揮。ローキックで受けながらも耐える健太。永澤はボディブローも入れつつ、ローキックでKOを狙う。健太は耐えて、倒れない。永澤は左右のローキックを入れるが、あと一歩でダウンを奪えない。勝負は判定となり、3-0で永澤が勝利し防衛に成功した。

▶︎次ページは大輔vs前田浩喜

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