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【ビッグバン】旧K-1時代の決着戦も城戸康裕が判定勝利、15年ぶりのSHIRASUと再戦に「強かった」=6.12

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2022/06/12(日)UP

城戸(左)とSHIRASU(右)は15年ぶりに再戦して会場を盛り上げた

ビッグバンプロモーション
『Bigbang・統一への道 其の42』
 2022年6月12日(日)
東京・後楽園ホール
▼第12試合 メインイベント第2試合 3分3R70Kg契約ビッグバンルール
〇城戸康裕(谷山ジム/’08K-1WORLD MAX日本王者)
判定2-0 ※29-29、30-28×2
●SHIRASU(PROTAGONIST/MA日本キックウェルター級王者、元WMAF世界Sウェルター級王者) 

城戸は構えを左右にチェンジして蹴りを中心に試合を組み立てた

 メインイベント第2試合では、₋70kg契約で城戸康裕vs.SHIRASUが激突。両者は2007年に対戦しており、その際は城戸が判定2-0勝利。今回は15年振りの再戦となった。

 K-1で活躍する城戸は“キングオブエンターテイナー”の異名を取り、自作の煽りVTRを作るなど、常にファンを沸かせてきた。旧K-1時代から活躍し、08年にはK-1 WORLD MAX日本王者となった。新生K-1では17年の世界トーナメントでは準優勝、20年3月の世界トーナメントでは3位といずれも好戦績を残している。

 対するSHIRASUは、かつて白須康仁のリングネームで活躍し、元MA日本キックウェルター級王者、元WMAF世界Sウェルター級王者の肩書を持つ。2011年にはヨードセングライを破り、ケガを理由に引退した。今回が11年ぶりの復活となる。

SHIRASUは得意のローキックを入れながらパンチで勝負を仕掛けた

 1R、城戸は左右に構えを変えながら、カーフキックを入れていく。SHIRASUは見合ったまま動かない。城戸は飛びヒザ蹴り。SHIRASUはローキック。ここまで1分間、SHIRASUが初めて攻撃。そして、一度、二度とローキックを放ったSHIRASU。大きな動きもなくラウンド終了。

 2R、城戸はステップを踏みながら下がってはカーフキックを繰り出す。SHIRASUは前へ出てフックを連打。右、左とフックを放つSHIRASU。これを城戸はディフェンス。そして、飛びヒザ蹴りを顔面へ。これがSHIRASUの顔面へ直撃したかと思われたが、向かっていく。城戸へパンチを放ち、SHIRASUは11年ぶりの復帰とは思わせない動きを見せた。

城戸のヒザ蹴りが入ってもSHIRASUは下がらなかった

 3R、最終ラウンド。城戸はステップを踏みながら、SHIRASUのパンチをガードする。城戸はカーフキックを入れながら、ヒザ蹴り。SHIRASUはローキックとパンチで攻めていく。城戸はガードを固めながら、ローキックを入れていった。大きな差はなかったが、ここで試合終了。城戸が2-0の僅差の判定で勝利。奇しくも、15年ぶりの再戦も僅差勝負となった。

 

SHIRASUの強さに脱帽した城戸

 マイクを握った城戸は、「強かった。アラフォーは強いんですよ。気持ちも強く、怨念のようなものを感じました。2007年、15年前に運よくSHIRASU選手に勝たせてもらって、その時にファンの方から『SHIRASUに勝ったんだから活躍しないと承知しないぞ』と言われて、それが心に刺さり、K-1MAXで優勝できました。僕を成長させてくれたのは、SHIRASU選手です」と挨拶した。

▶次ページは、ジョージvs喜多村誠、山際和希vs野村太一

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