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【ビッグバン】山際和希が団体史上初のワンデーT制覇!城戸康裕、蹴りで相手の腕を破壊し貫禄のKO勝利

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2022/11/13(日)UP

山際(右)が得意な右ミドルを駆使して、ワンデートーナメントを制覇

ビッグバンプロモーション
『Super Bigbang 2022(スーパービッグバン2022)』
2022年11月13日(日)神奈川・横浜武道館

▼メインイベント第2試合(第19試合)Bigbangウェルター級Explosionトーナメント決勝 3分3R延長1R
●FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
判定0-2 ※29-29、29-30、28-29
◯山際和希(谷山ジム)
※山際がトーナメント制覇

FUMIYAに強烈左ロー、本日は仕上がり抜群だった

 FUMIYAは水泳のジュニアオリンピック、陸上の関東大会出場など、学生時代はアスリートとして活躍。プロデビュー後には、破壊力満点の打撃で戦績を重ねて21年9月には野杁正明とも拳を交えた。1回戦では、小川健晴との延長に渡る大激戦をTKOで制して決勝へ上がってきた。

 対する山際は強烈な右ミドルを武器とする元Bigbang&Krushウェルター級王者。今年9月に都木航佑にTKO負けを喫しており、今回のトーナメントで優勝して再起を果たしたいところ。1回戦では、野村太一を判定で下して決勝へ進出した。

山際のカウンターの右が当たる

 両者は20年11月にビッグバンで対戦しており、FUMIYAが2Rに強烈なバックハンドブロー一撃でKO勝ちしている。

 1R、両者ともオーソドックス、距離の取り合いから山際は右ミドルを強打、FUMIYAは一気に飛び込んで左ミドルで応戦。山際の蹴りをスウェイでかわしたFUMIYAは右ストレートを返していく。

近距離のヒザを突き刺す山際(右)

 2R、ゆったりと構える山際は左ロー、ミドルを蹴り込む。FUMIYAも負けじと左のインローを走らせ、左ミドルからのフックを強打。ガードを固める山際も右ストレートを伸ばす。お互いに明確な差は付けられず、一進一退の攻防が続く。

 3R、山際のミドルに対して、FUMIYAは左ローを蹴り返す。山際はFUMIYAをプッシュしてヒザ蹴りをボディへ突き刺す。FUMIYAも負けじとヒザ蹴りで応戦。山際は距離を取りながら徹底して、右ミドルとヒザ蹴りを出し続けた。

セミで勝利した城戸(左)も祝福、100万円を手にした

 ジャッジは際どい判定となったが、2者が最後まで蹴り続けた山際を支持。山際がビッグバン史上初の過酷なワンデートーナメントを制して、賞金100万円を手にした。

 マイクを持った山際は「ビッグバンのウェルター級は僕が初代王者で僕から始まったと自分で思っている。このような素晴らしいトーナメントで優勝できて、凄く嬉しく思います。また来年もビッグバンを引っ張っていきます」と集まったファンに向かってコメントした。


城戸(左)がジョージ(右)の腕を破壊、最後はパンチをまとめてKO勝ち

▼メインイベント第1試合(第18試合)70kg契約 3分3R
◯城戸康裕(谷山ジム/K-1 WORLD MAX 2008 日本トーナメント王者、第2代Krushスーパー・ウェルター級王者、WBKF70kg級王者、元MA日本ミドル級王者)
KO 2R 2分20秒 ※ハイキック
●ジョージ(T.G.Y/Bigbangスーパーウェルター級王者)

左のパンチをヒットさせる城戸

 城戸は“キングオブエンターテイナー”の異名を取り、自作の煽りVTRを作るなど、常にファンを沸かせてきた。旧K-1時代から活躍し、08年にはK-1 WORLD MAX日本王者となった。新生K-1では17年の世界トーナメントでは準優勝、20年3月の世界トーナメントでは3位といずれも好戦績を残している。

 20年3月のK-1で和島大海に敗れて以来は3連勝、前戦は6月のBigbangで、SHIRASUとの15年ぶりの対決を制した。戦績は79戦54勝(25KO)24敗1分。

痛烈な左の蹴りを当てる城戸

 対するジョージは、破壊力のあるパンチとローキックを武器に、K-1 JAPAN GROUPやビッグバンのリングでキャリアを積んできた。21年11月にはK-1でも活躍する松下大紀を判定で下し、Bigbang王座を戴冠。6月には国内ミドル級のトップファイター・喜多村誠とドロー決着となっている。戦績は26戦13勝(5KO)10敗3分。

 1R、城戸が左ミドルとハイキックをどんどん蹴っていく。前に出るジョージだが、蹴りを腕の上からもらい続ける。城戸は顔面前蹴りでジョージを転倒させ、奥足へのロー、飛び込んでの左ストレートをヒット。城戸がペースを掴んだ様子だ。

パンチ連打、これでジョージを沈めた

 2R、ガードを固めて前進するジョージ。城戸は左ミドル、ハイキックを蹴り続ける。すると、城戸の強烈な蹴りを腕で受けたジョージが腕を押さえて後退。

 チャンスと見た城戸は、左ハイキックを2発ヒットさせ、左右のフック連打。レフェリーがダウンを宣告すると、そのままジョージは崩れるようにヒザを突いて立ち上がれず。城戸が序盤からジョージを圧倒し、KO勝ちを収めた。

 マイクを持った城戸は笑顔を浮かべつつ「今回で80戦目、5連勝で来月40歳になるけど全然衰えないんだよね」とアピール。実力差を見せた圧巻KO勝利に満足げだった。

▶︎次ページは、愛鷹亮vs.坂本英則、勝次vs.石田勝希

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