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【ホーストカップ】小川翔が元ラジャ2階級王者シリモンコンに判定勝利

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2022/12/22(木)UP

パンチを当てる小川翔

アーネストホーストジムJAPAN
『グループエスカラデーPRESENTS HOOST CUP KINGS NAGOYA12』
2022年12月18日(日)愛知・名古屋国際会議場

▼トリプルメインイベント第13試合 62kg 契約3分3R(延長1R)
〇小川翔(OISHI-GYM/HOOST CUP 日本スーパーライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-27
●シリモンコン PK センチャイジム(T.Y.T ムエタイジム/元ラジャダムナンスタジアムスーパーバンタム級&フェザー級王者)
※2R シリモンコンにダウン1あり

キックを放つ小川翔

 以前は頑丈さが一番の売りで、大一番で競り負けすることも多かった小川だが、今年1年で大きく成長したようで、この日もラジャで2階級を制覇のシリモンコン・PKセンチャイジムを相手に1Rから切れ味のあるフックとローを武器にプレッシャーをかけていく。小川のインローでシリモンコンの脚が泳ぐ場面もあり、セコンドの指示を忠実に守りながら動く。

  2R、シリモンコンは左ミドルで試合を立て直そうとするが、小川は即座にローを返して試合の主導権を渡さない。シリモンコンにダメージの蓄積が見える中、小川がパワフルなパンチの連打でダウンを奪う。立ち上がったシリモンコンを小川がロープに詰め、連打の嵐。シリモンコンはクリンチで何とか凌ぐ。

蹴りを当てるシリモンコン PK センチャイジム

 続く3R、小川はセコンドからの「翔、インロー効いた」という指示をそのまま攻撃に活かすかのようにインローで追い込む。ロープ際で放つアッパーも効果的に映り、このラウンドも小川。そのまま3-0で小川が判定勝利を飾った。

 小川は地元名古屋で2022年の最終戦を白星で飾るとともに、今年度を5戦4勝1分と負けなしで乗り切った。結婚して何かが変わったのか、後輩の大﨑兄弟の活躍に刺激を受けているのか。2023年の小川翔にも注目が集まりそうだ。


パンチを放つヴィニシウス・ディオニツィオ

▼トリプルメインイベント第12試合 85kg 契約ルール3分3R(延長1R)
●SANTINO・VERBEEK(=サンティーノ ・ベルヴィーク/オランダ/SOKUDO GYMI/元 WFL80kg王者)
判定2-0 ※29-29、29-28、30-29
〇VINICIUS・DINIZIO(= ヴィニシウス・ディオニツィオ/ブラジル/マレーガタイ/FIGHT DRAGON80kg王者)

 アーネスト・ホーストの指導を受けるサンティーノ・ベルウィークが4年ぶりにHOOST CUPに参戦。日本とブラジルを行き来しながら選手を育成するダニロ・ザノリニが母国ブラジルで開催する『ファイトドラゴン』の85kg級王者・ヴィニシウス・ディオニツィオと激突した。

 1R、サンティーノが攻勢に出る。遠い間合いからプッシュして左ストレート。さらに右ボディフックを決め、ディオニツィオの身体を一瞬泳がせる。

 2Rになると、ディオニツィオはワンツーやボディブローでサンティーノを攻略し、試合の主導権を奪い返す。

 3R、ディオニツィオは左右のボディフックでさらに追い打ちをかけサンティーノを窮地に追い込み、右ストレートでグラつかせる場面もあり、試合は判定2-0でディオニツィオが勝利。

 弟子の勝利が確定すると、セコンドに就いていたダニロは大喜び。サンティーノのセコンドについたホーストも潔く敗北を認め、相手陣営に拍手を送っていた。見ていて気持ちのいい、スポーツマンシップに則った一戦だった。


蹴りを放つワンチャルーム・スペチアーレジム

▼トリプルメインイベント第11試合 61kg 契約 EX ルール 3分3R 延長1R
●HIRO・YAMATO(大和ジム/WBC ムエタイ日本統一 スーパーェザー級王者、NJKFスーパーフェザー級王者・S1 JAPAN Jr ライト級王者 )
KO 3R 1分31秒 ※肘攻撃による出血ドクターストップ
〇ワンチャルーム・スペチアーレジム(OISHI GYM/ムエタイ 7Ch・3Ch 元王者)
※3R 0,25 肘攻撃による出血によりドクターストップ

ワンチャルーム・スペチアーレジムのパンチがHIROを襲う

 HIRO・YAMATOは今年11月に対戦予定だった山浦俊一の体調不良により、不戦勝でWBCムエタイ統一スーパーフェザー級王座とS-1 JAPANジュニアライト級王座を獲得。NJKF王座と合わせ、いきなり三冠王となった。対するワンチャルーム・スペチアーレジムはタイではテレビマッチで人気の7チャンネルと3チャンネルで王者になっている実力派だ。

 1R開始早々、ワンチャルームがムエタイ流の鮮やかなこかしでスリップダウンを奪うと、一気に試合のペースを握る。その直後に放った右ハイはスリップとは見なされたが、明らかに効いているように見受けられた。勝負を諦めないHIROは、蹴り足をとって突っ込んだり、右ストレートで必死にくらいつく。

ワンチャルーム・スペチアーレジムが勝利

 ワンチャルームはヒジ打ちをクリーンヒットさせ、HIROが背中を向けたスキに右ハイを決め先制のダウンを奪う。HIROは立ち上がるも左目尻をカット。大流血を喫したHIROは「やるぞ、俺は」と大声で叫びながらドクターチェックを受ける。

 試合が続行されると、HIROは気持ちで反撃を試みようとしたが、体勢を崩したところで顔面にサッカーボールキック気味のローを蹴り上げられたところで、レフェリーが試合をストップ。3R1分31秒、ワンチャルームがTKO勝利を収めた。

▶次ページはトリプルセミファイナル試合結果

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