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【KROSS×OVER】中平卓見、テレカ∞がTKO勝利で新王者に、本田ななかが初代女子フライ級王座獲得

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2023/12/21(木)UP

王座を獲得した中平 卓見

KROSS×OVER実行委員会
『KROSS×OVER.24』

2023年12月17日(日)東京・GENスポーツパレス 4F

▼ファイナル メインイベント 第30試合 KROSS×OVER認定 KICK ヘビー級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
●工藤 勇樹(エスジム/王者)
TKO 2R 1分59秒 ※カーフキック
〇中平 卓見(北眞館/挑戦者)
※工藤はパンチの連打にてダウンあり
※中平が第3代KROSS×OVER PRO- KICK ヘビー級王座を獲得

パンチを振るう中平(左)

 両者は2年5ヶ月前に『Krush.127』で対戦しており、その際は工藤が2Rにバックスピンキックをボディに放ちKO勝利を挙げている。リベンジ、そしてタイトル戴冠に燃える中平。そして2度目の防衛戦に成功し、絶対王者として今回もKOでの返り討ちを目指す工藤。 

 1R、中平は強烈なローキックから積極的にパンチを振るっていく。様子を見ている工藤は軽く受け返すような対応。しかし勝機と見た中平は残り半分のところで左右のフックに膝蹴りを混ぜたラッシュで先にダウンを奪う。その後も強振のフックを叩きつけ、KO目前まで工藤を追い詰める。

攻める中平(右)

 2R、やや攻め疲れのある中平に対して、スロースターターの工藤は中平のガード上からパワフルな左右のフックと膝蹴りを当てに行く。しかし、工藤の体重が乗っている前足に中平のカーフキックがタイミング良く当たり、再び工藤はダウンを喫してしまう。立っているのがやっとの工藤に対して中平はカーフキックを追撃し、工藤がバランスを崩して立てなくなったところでレフリーが試合をストップ。

 見事リベンジ戦を制し王者となった中平は試合後のマイクの中で、37歳で格闘技を始め、半年前にアキレス腱断裂など紆余曲折がありながらも44歳での戴冠となった事を語り、喜びに顔をほころばせた。

▶次ページはテレカ∞vs石川章太郎

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