【UFC】無敗の“超新星”鶴屋怜、快心の白星デビュー!得意ツイスターを狙う攻勢、WWE中邑真輔と勝利ポーズも
6月30日(日本時間)米ネバダ州ラスベガスで開催された総合格闘技イベント『UFC303』のフライ級マッチにて、無敗の“超新星”鶴屋怜(22=THE BLACKBELT JAPAN)がカルロス・ヘルナンデス(30=米国)に3-0の判定勝利。得意の寝技ツイスターを狙うなどの攻勢でデビュー戦で白星を飾った。勝利後、セコンドについた米プロレス団体WWEで活躍する中邑真輔と勝利ポーズも決めた。
格闘エリートの鶴屋は、21年2月にDEEPでプロデビューし3戦連続フィニッシュ勝利。22年4月からパンクラスへ参戦すると、同12月にフライ級王者・猿飛流に一本勝ちして新王者に。そして昨年から開催された『ROAD TO UFCシーズン2』のフライ級トーナメントで優勝を果たし、9戦無敗のまま念願のUFC契約を勝ち取った。今回がデビュー戦となる。
対するヘルナンデスは、デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズ出身のストライカー。戦績は9勝3敗で、UFC本戦では2勝2敗。昨年12月の前戦は平良達郎にTKO負けを喫している。
1R開始1分、鶴屋は両足タックルを仕掛けヘルナンデスの腰をマットにつけさせるも、スクランブルから逆にバックテイクされる。しかし鶴屋はここから足関を狙うなど攻勢。残り1分半、再び鶴屋がタックルを仕掛け、組んだ状態から反り投げ。テイクダウンを奪う。得意のツイスターを狙うも、ヘルナンデスがこれを察知し回避される。
2R開始すぐから鶴屋がタックル、テイクダウンからトップを奪い、亀になるヘルナンデスに腹固め、そこからパウンドを落とす。再びツイスターを仕掛けるもヘルナンデスが回避。終盤は鶴屋がトップコントロールで攻め続ける。
3R開始すぐ、鶴屋のタックルを潰したヘルナンデス。続けて鶴屋が反り投げを狙うもヘルナンデスに浴びせ倒される。ヘルナンデスがトップの状態。しかし偶発性のバッティングか、ヘルナンデスの額がカット流血。後半、鶴屋はヘルナンデスにケージに押し込まれ、チャンスメイクできずにタイムアップとなった。
判定3-0(三者ともに29-28)で鶴屋の勝利。第1、2ラウンドは鶴屋が取り、3Rはコントロールタイムでヘルナンデスが取ったか。狙った1Rフィニッシュはなかったが、まずはデビュー戦で勝利、無敗記録を10に伸ばした。
『UFC303』
6月30日(日本時間)米ネバダ州ラスベガス
▼フライ級マッチ
○鶴屋怜(THE BLACKBELT JAPAN)
判定3-0 ※三者ともに29-28
●カルロス・ヘルナンデス(米国)
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