【空道】地域大会で“極真”元世界代表とMMA元王者が激闘!
9月7日(日)東京・豊島区立 雑司が谷体育館で、空道のビギナー向け地区大会『2025全日本空道ジュニア選手権大会関東予選&第12回関東地区空道交流大会』が開催された。
7歳未満から60代のシニアまで、さまざまなレベルのカテゴリーに男女150人あまりがエントリーし、午前の部・午後の部と、家族や道場の仲間の見守る中で闘いに挑んだ。「社会体育」を標榜してきた空道にとって、こういった「裾野の大会」が充実してきたことは、理想郷に近づいていることの顕れといえよう。
そんな中で目立ったのは、無着衣(プロ)MMAで王座戴冠(HEATウェルター級)、レスリングで国体準優勝、サンボで全日本(エスポワール)優勝、キックボクシングで鈴木悟(プロボクシング元ミドル級日本王者)にKO勝ち……といった実績を持つ高木健太(KICK THE BEAT国立)、1996年の極真会館(当時大きく分けて2派に分かれていた中の一方の派=現在の新極真会)主催の世界選手権日本代表であった山本雅樹(ビクトリーカラテスクール)のほか、MMA系選手など、空道競技向けの稽古を専門に行う団体(大道塾)以外の団体所属選手の出場。
大会を主催する東京都空道協会が、競技普及のために「空道以外の競技に取り組んできた選手が初めて空道競技に出場(交流大会レベルの大会へのトライアル出場)する場合は、道着や用具を貸与し、出場料は無料とする」という施策を採ったことの成果かと思われる。
空道では、今後もこのキャンペーンを続けていくそうなので、この「道着着用・顔面防具着用・寝技は1試合3分間の中で30秒×2回までのみ可」の総合格闘技に興味のある選手は、今後の大会情報を探るべし。
一般男子重量決勝は、水村健太郎(大道塾総本部)vs高木健太。本戦・延長とも、打撃では水村の方が有効打が多く、組み技の展開では高木が勝っており、空道ならではの判定基準により、水村に多く旗が挙がった。
一般男子重量準決勝。山本雅樹が後ろ回し蹴りで高木の顔面をかすめ、高木健太は前腕での絞めで一本を奪う。まったく異なるバックボーンの両者がそれぞれの持ち味を発揮した。
山本は2024全日本空道体力別選手権260+優勝者・宮原譲の空手における師であり、1984年に極真会館に入門後、全日本空手道選手権無差別ベスト16などの実績を誇る。
一般男子重量1回戦は、山本雅樹の右ストレートが今村剛(大道塾日立支部)を打ち抜き、山本が旗判定5-0で勝利した。
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