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【ボクシング】井岡がWBA世界王座獲得！体重超過のフランコにボディ効かせ判定勝利

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2023/06/24（土）UP

井岡が王座に返り咲いた

　6月24日（土）にWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ（大田区総合体育館）が行われ、元WBO同級王の井岡一翔（34=志成）が判定で、体重超過した前WBA同級王者のジョシュア・フランコ（27＝米国）を判定3-0で下した。

【フォト】井岡のボディ攻めにフランコは防戦一方になるシーン

　昨年の大みそか、WBA、WBOの統一戦として、激闘を繰り広げたがドロー。井岡はその後WBO王座を返上。今回はフランコの王座をかけたWBAフライ級タイトルマッチだったが、昨日の計量で王者フランコ（27＝米国）は55.2 kgで約3kgと大幅な体重超過。 最終計量でも55kgとほぼ変わらず、王座剥奪となった。 今回は井岡が勝った場合のみ王座として認められる。

　向かい合うとフランコの上半身の分厚さが目立つ。
　フランコが序盤からジャブの嵐で圧力をかけるも、井岡は落ち着いてディフェンスし、ボディ狙い。

フランコが連打！井岡の顔面に直撃する瞬間

　2Rに井岡の右フック、左ボディが入ると、フランコが露骨に嫌がり、逃げ回る場面も。

　しかしフランコの嵐のような手数の中、井岡も時折左右フックを被弾する。
　5Rには足を止め両者殴りあうと、フランコが右瞼から流血した。

　その後もフランコの手数の中、井岡の左ボディが光る。
　たびたびボディに嫌がる様子を見せるフランコだが、前に出てマシンガンのような手数は止まらない。
　

井岡がボディブローを効かせる

　9Rを過ぎると、フランコの手数が目立ち、井岡の手数の無さが目立つ。
　井岡がフランコの連打をボディワークでかわし続け、舌を出して挑発すると、フランコもニヤリと笑いワンツーする場面も見られた。

　一進一退の様相で迎えたラストラウンドは、井岡も手数を増やすも、フランコが細かくフックを当てる。しかし井岡がボディ、そしてアッパーをヒットさせペースを戻した。判定は3者ともに井岡を支持(116-112×2,115-113)。井岡が再戦を制し、再び世界のベルトを腰に巻いた。

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