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【UFC】元ヘビー級暫定王者シリル・ガーヌ、辛勝もアレキサンダー・ヴォルコフを返り討ち

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2024/12/08(日)UP

シリル・ガーヌ、アレキサンダー・ヴォルコフに辛勝@UFC

WME-IMG
『UFC310:パントージャ vs. 朝倉』
2024128日(日・日本時間)米ラスベガス T-モバイル・アリーナ
▼ヘビー級 5分3R
〇シリル・ガーヌ(フランス)
判定2-1 ※29-28×2、28-29
●アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

 ガーヌはデビューから無敗の10連勝でUFC暫定王座を獲得したヘビー級のトップ選手。ヘビー級離れしたスピードとフットワーク、鋭いジャブと多彩な蹴りを武器にフランシス・ガヌーやジョン・ジョーンズらとも凌ぎを削った。

 身長193㎝のガーヌに対し、ヴォルコフはそれを上回る201cmの長身ファイター。38勝10敗と50戦近いキャリアを持ち、現在はUFCで4連勝中。

 両者は21年6月に対戦し、ガーヌが判定勝ちを収めている。

 1R、ヴォルコフがロー、三日月蹴りを入れると、ガーヌの蹴り足を取りテイクダウン。しかしガーヌが立ち上がってヴォルコフを金網に押し込む。ここから抜け出たヴォルコフだが、ガーヌが両足タックルでテイクダウン。ヴォルコフが草刈りで倒すとガーヌがヒールホールドを狙い、両者立ち上がる。そこからヴォルコフがタックルでテイクダウンも、ガーヌがギロチンチョークでとらえ、ヴォルコフが耐え抜いて終える。

 2R、ヴォルコフは三日月蹴りを入れながらガーヌを追い、バックハンドブローを放って脅かす。ジャブ、ハイキックとヴォルコフが追う。ガーヌはこれにスイングフックと関節蹴りで対抗。右フックを当てたガーヌはそのままタックルに行くが、ヴォルコフがギロチンでカウンター。しかしガーヌもヴォンフルーチョークを狙う。どちらも取り切れず立ち上がる。

 3R、ヴォルコフが片足タックルに出るが、ガーヌはスイッチして逃れる。ガーヌは下になりながらヴォルコフの左腕をアームロックに狙う。腕を引きこらえるヴォルコフだが、ガーヌもしつこくアームロックを狙い続ける。ガーヌは技を解き、潜りスイープを狙うように密着するが、ヴォルコフが細かなパンチを連打する。

 ジャッジ2名がガーヌ、1名がヴォルコフを支持し、スプリットの判定でガーヌに軍配。ガーヌは勝利マイクで満足していない胸のうちと左足の指が1R中に折れてしまったことを明かした。

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