【UFC】アリスターが2RでTKO勝ち、次はヘビー級タイトルマッチか
Zuffa
「UFC FIGHT NIGHT-dos Anjos vs Cerrone 2-」
2015年12月19日(土・現地時間)アメリカ・フロリダ州オークランド・アムウェイセンター
▼ヘビー級 5分3R
○アリスター・オーフレイム(オランダ/UFCヘビー級9位)
TKO 2R 4分43秒 ※レフェリーストップ
●ドス・サントス(ブラジル/UFCヘビー級2位)
アリスターは2012年5月、サントスが保持するUFCヘビー級王座への挑戦が決まっていたがドーピング検査で失格となり、挑戦権は剥奪。9カ月間の出場停止処分を受けるという事件があり、約3年ぶりに対戦が実現した。
サントスは約7年間もヘビー級トップの座に君臨しており、ファブリシオ・ヴェウドゥム、ミルコ・クロコップ、ケイン・ヴェラスケス、マーク・ハントといった強豪をことごとくKO。2011年11月にはUFCヘビー級王座にも就いた(2013年10月の防衛戦でヴェラスケスに敗れ現在は無冠)。
対するアリスターも現UFCヘビー級王者ファブリシオから勝利を収めており、ブロック・レスナーやロイ・ネルソンといったUFCヘビー級トップファイターたちを破っている。K-1、DREAM、ストライクフォースのヘビー級タイトルを同時に保持した世界でただ一人の男であり、現在UFC2連勝中。
1R、お互いに見合う展開を先に破ったのはサントス。左ローを蹴る。再び見合うと場内からはブーイングが鳴り響く。サントスが右ストレートを放つが、アリスターはかわして回り込む。
慎重なアリスターは右に左にと構えを変えながら、回り込んでサントスから距離を取る。サントスがパンチを出すと、軽くジャブを返すアリスター。残り1分半が過ぎたところで、アリスターは左ストレートを数発ヒットさせていく。さらに左フック、右フック。
再び見合いになると場内は大ブーイングに包まれ、アリスターは前に出てくるサントスに左ミドル。サントスの後ろ廻し蹴りに対してアリスターが背中から組み付いたところでラウンドが終了した。またもブーイングが起こる。
2R、最初のローの合い打ちでサントスのローがアリスターの急所に入り試合は一時中断。再開後、蹴り合いになるがまたも見合う両者。ブーイングが起こる中、アリスターはサントスの足にサイドキックを連発。
前に出るサントスに対し、走るようにして距離を取るアリスター。サントスは近付いて右のヒザ蹴りを顔面にヒットさせ、左ローでアリスターのバランスを崩す。
アリスターも右ローを返し、左ミドルをクリーンヒット。それでも両者手数があまり出ない。残り40秒になるとサントスがアリスターをケージに(金網)に詰めて右フックと左ボディを叩き込む。
すぐに走って離れるアリスターだが、これで火がついたか、右ローを蹴ると前に出てサントスの左フックを肩で受けると、すぐに返しの左フック。この一発でサントスは倒れ、アリスターが上からパンチで追撃したところでレフェリーストップ。ヘビー級ならではの一発でアリスターが決着をつけた。
アリスターは、「ドス・サントスは強敵だったので、細かい戦術を立てて挑んだ。次のタイトルマッチに向けて自信がついた」と、UFCヘビー級王座挑戦を表明した。
▼UFCライト級タイトルマッチ 5分5R
○ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル/UFCライト級王者)
TKO 1R 1分06秒 ※レフェリーストップ
●ドナルド・セラーニ(アメリカ/UFCライト級2位)
※アンジョスが初防衛に成功。
1R開始早々、サウスポーのアンジョスが鋭い左ストレートをヒットさせる。セラーニは左ローを蹴るが、パンチを打ちにいったところで逆に左フックをもらい、アンジョスのヒザ蹴りと左ミドルをボディにもらうと大きく後退。
アンジョスが一気にパンチを連打すると一方的に打たれるセラーニ。タックルにいくとアンジョスが上から潰し、アンジョスが背後からセラーニの顔面へパンチを連打。レフェリーがストップに入り、アンジョスが圧倒的なTKO勝ちで防衛に成功した。
アンジョスは「自分の強さを証明することが出来た。またベルトを巻くことが出来て嬉しい。もしコナー・マクレガーがライト級に来るならどこでも戦ってやるが、ベルトは渡さない」と、12月12日にUFCフェザー級王者になったコナー・マクレガーが2階級制覇を狙うなら受けて立つ、と吼えた。
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