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【極真会館】残り1秒で技あり、高橋佑汰が涙の初優勝

2017/11/04(土)UP

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再延長戦の終了直前、鎌田の後ろ回し蹴りに高橋が横蹴りを合わせて鎌田が転倒。すかさず残心を示した高橋が技ありを奪った

国際空手道連盟 極真会館
「第49回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」(2日目)
2017年11月4日(土)東京体育館

▼男子決勝戦
〇高橋佑汰(24=東京城北支部)
再延長戦 判定5-0
●鎌田翔平(30=東京城西支部)
※高橋が初優勝。

 体重無差別での日本一を決める全日本空手道選手権大会が前日より2日間に分けて行われ、海外招待選手35名を含む128名でトーナメントが争われた。決勝戦は、昨年と同様に高橋と鎌田の宿命の対決となった。

 両者は2016年の全日本ウェイト制選手権大会、全日本選手権大会と2大会続けて対戦し、2度とも鎌田が上段への蹴りをヒットさせて技ありを奪って勝利している。

 高橋の左中段回し蹴りをもらった鎌田はすかさず左上段回し蹴りを返すが高橋はかわす。軽快なステップを踏み、飛び込んでの左の強い突きを放つ高橋。鎌田は高橋の蹴り足を瞬間的につかんで足払いで転倒させようとするが、上手くいかない。終了間際、鎌田がヒザ蹴りで攻めるが本戦は引き分け。

 延長戦になると高橋が蹴りを多く出し始め、鎌田は下段回し蹴りを狙い撃ち。攻める高橋を鎌田は右上段で転倒させて残心を示す(突き決める空手独特のポーズ)がこれは技ありにならず。さらに内回しを放つがこれも決まらない。鎌田に旗が1本上がったが引き分けとなった。

 鎌田が偶発的なバッティングで鼻血を出したため治療後に再延長戦開始。高橋はステップを止めて打ち合いに出る。鎌田も突き合うと高橋は内回し蹴り。間一髪かわす鎌田。

 終了近く、鎌田がつかみで注意を取られた直後、鎌田の後ろ回し蹴りに、カウンターで高橋が前蹴りを鎌田の腰部にヒットさせる。鎌田はバランスを崩して転倒し、高橋は残心を示して技ありと同時に試合終了。判定は5-0で高橋が劇的な勝利を飾った。

 勝利者インタビューを受けた高橋は「もうこれしかないと思って蹴りました。一度は実力も落ちて悩んだこともありましたが、応援してくれた人たちのおかげでここまで来れました。家で支えてくれた奥さんに一番感謝しています。家族がいると強い気持ちでいられます。でもみんなに感謝しています。ありがとうございました」と男泣き。

「泥臭くても最後まであきらめないで頑張ろうとそれだけでした。よく頑張ったねって自分に声をかけてあげたいです。日本一になったからには自分が極真会館を盛り上げていきたいです。来年は連覇、そして2年後の世界大会優勝。それが目標です」と、高橋はここからの連続優勝を目標に掲げた。

(左から)準優勝・鎌田、優勝・高橋、3位・荒田、4位・上田

 松井章奎館長は大会総括で、「高橋君はよく頑張った。伸び悩んだ時期もありましたし、悩みながら日々稽古していたと思いますが、いろいろな経験が形になったと思います」と高橋の初優勝を祝福。

 敗れた鎌田については「依然として実力的には鎌田君が頭ひとつ抜けていると私自身は考えています。2年後の世界大会優勝を目指すなら、今回は勝ちを拾わなくてよかったかもしれないとなって欲しいですね」とこの敗戦を機にさらに強くなってもらいたいとのエールを送った。

次ページ:高橋vs荒田、鎌田vs上田の準決勝

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・2018年から新ルール導入。顔面寸止め有効の五輪空手対応ルールと現行ルールの2本立てに
・昨年の全日本大会:11年ぶり日本人同士の決勝を鎌田が上段回し蹴りで制して初優勝

 

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