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【ラウェイ】無敗のモーに、元UFC清水俊一が食い下がる健闘

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2018/02/21(水)UP

清水は無敗のモーに臆せず攻めて行った

ILFJ
「ラウェイinジャパン 7 勇気~YUKI~」

2018年2月21日(水)東京・後楽園ホール

▼第6試合 63kg契約 35R 判定なし
△清水俊一(33=総合格闘技宇留野道場)
ドロー  ※時間切れ(ラウェイは判定がなくKO決着以外はドロー)
△トゥン・ルイン・モー(19=ミャンマー)

ローで攻める清水

 モーは弱冠19歳ながらその才能を買われて来日3回目。前回同様にメインを務める通算戦績251411分の無敗エリートだ。対する清水は33歳にしてラウェイ初挑戦。アメリカでUFCを経験するなど、ラウェイ日本大会に出場した日本人ファイターでは最も多くの実績を持っている。

 両者の攻撃はともに安定しており、近距離で見合ってフェイントなどの駆け引きを繰り返す。その中で、清水のローも的中率が高く、後半に勝つ布石になる期待もあった。だが、モーのラウェイならではのコンビネーションといえる、パンチからキック、キックから頭突きで飛び込むスタイルは、清水曰く「過去の試合を観て、使ってくる想定はしていたけど、いざ向き合うと対応に苦しんだ」とのこと。

モーの鋭いハイキックが襲う

 中盤からの清水はMMAの経験を活かすように足をつかんでから投げるなど、モーの不慣れそうな動きで戸惑わせようとしたが、モーは「確かに未知なる体験だったが、心身に影響するものではなかった」と振り返っている。

 実力者同士の戦いは大きな山場がなく最終回に。このままラストゴングが鳴るとも思ったが「時間切れ」を嫌うモーが一気に攻撃のピッチを上げ、清水は思わず防戦に入る。年齢差を凌駕したラウェイ自体の経験差が、ここではっきり表れた。

清水(左)とモー

 清水は最終回について「なんとか生き残ろうと思った」と胸中を語っており、たしかにモー優勢と思える中で試合が終了。試合後の控え室でモーは「今日の相手はいい勉強になった。日本の寒さにはすっかり慣れたけど、料理には慣れないことには悩んでいる。でも、声がかかったらいつでも戦いに来るよ」と余裕を伺わせるコメント。

 清水はそれを聞いていたわけではないが「練習相手でも公式試合にでも、今度は自分がミャンマーに行きたい。腹を壊した中での苦しい練習というのもまたひとつの醍醐味かも」とあえて対抗したようなコメントを口にした。


渡慶次のこの左ハイで相手はぐらついた。ラウェイ6戦目で悲願の勝利

5試合 73kg契約 35R 判定なし
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
TKO  2R  2
47足の負傷による戦意喪失
ミン・テット・アウン(ミャンマー)

アウンの鋭いハイキックが渡慶次にクリーンヒットする場面もあった

 パンクラスを主戦場にしていた渡慶次は昨年6月からラウェイに挑戦。昨年12月にはラウェイの本場ミャンマーでビッグマッチに参戦し、初回にダウンを奪われたがセコンドからのタイムで復活、2回にバックハンドブローでダウンを奪い返し、逆にタイムを使わせるという激闘の「時間切れドロー」を繰り広げた。これで念願の初勝利も見えてきた渡慶次が、今回は19歳の若手で元気のいいアウンと対戦。 

渡慶次のハイキックからの連打で相手はダウン

 渡慶次は他の外国人勢とは一線を画した安定感で、本場選手の攻撃に対処していく。2回にはアウンの右ハイが直撃する場面もあったが、渡慶次はローでひたすら両足を攻め立て、左ハイでぐらつかせると、右アッパーから左ストレートを追加する中で、アウンはキャンバスに沈んだ。アウン陣営はタイムを入れたが、足の負傷で試合続行にアウンは首を横に振り続けてTKOに。

 ラウェイ6度目のチャレンジでついに初勝利をつかんだ渡慶次は、リング上でマイクを通し「前回の試合で自分が体重オーバーだったにもかかわらず、試合を承諾してくれたミャンマー人への禊(みそぎ)を、今回の試合に勝つことでしたかった」とコメントした。

▶︎次ページは外人レスラーが敵討ちにラウェイ参戦ほか

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