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【RIZIN】武田光司、公開練習中に来たダミアン挑発をスルー

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2019/04/09(火)UP

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たっぷり4R、ミットに力強い打撃を打ち込む武田

 4月21日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催の『RIZIN.15』に出場する、DEEPライト級王者・武田光司(23=BRAVE)が、8日(月)都内で公開練習を行った。

 4Rのミット打ちでは多彩なパンチを披露。1Rのスパーリングはスクランブル(組み合った状態でお互いが有利なポジションを取ろうともつれ合う状態)の展開を意識した動きを見せた。

「プロデビューしてから昨年の10月(2018年10月27日『DEEP』)まで2か月に1試合やっていたが、今回は4か月ほど空きができた。コンディション的にはいつもと変わらず緊張感を持って練習に取り組んでいる」と、仕上がり具合は上々であることをアピールした。

 レスリング技術に定評のある武田だが、公開練習ではミット打ちを多めに披露。10月の北岡悟(38=パンクラスイズム横浜)戦では打撃が勝利のカギとなったことから、「試合が終わってからは打撃の練習もだいぶやるようになり、今は打撃6割・寝技4割になっている」と、打撃の強化に力を入れていることを説明。北岡戦でも効果的だったサウスポーの構えから、利き手である右のジャブを中心とした組み立てを重視していることを明かした。

柔らかな表情から、コンディションの良さが伺える

 UFCでのキャリアが豊富な対戦相手のダミアン・ブラウン(34=オーストラリア)について、得意とされている打撃を「プレッシャーのかけ方がうまく、詰めていく中で飛び道具が出てくるのは怖いなと思う」と評価。その上で、試合の狙いを「距離感が大事になる。組んだら僕の方が強いので、組むまでの過程を大事にしたい」と語った。

 泥臭いと言われている相手との“泥臭対決”になるのでは、との質問に対しては「(自分は)天才的な動きをするわけではなく、根性ファイターだと思っている。技術はあちらが上かも知れないが、泥臭さでいったら自分のほうが強い。スクランブルに持ち込んだら負けない」と、打撃からグラウンドでの戦いに持ち込む狙いであることを明かした。

 今回の試合は、今年開催が予定されているライト級グランプリ出場へ向けての査定試合であり、「強敵に判定勝ちが増えており、フィニッシュを求める声が上がってきたが、焦って変な動きにならないように確実に勝利を手にすることが大事」と、グランプリ出場に向け、まずは結果を重視する姿勢を見せた。

無敗の勢いを武器に元UFCファイターの牙城を崩せるか

 取材終盤には、公開練習を配信していたインスタライブを通じ、対戦相手のダミアン・ブラウンがコメントを寄せていることが判明。「打撃だけ練習しても、どうせ試合では抱き着きに来るんだろう?」「柔術なんてやらないで客が見たいことを見せよう。立ち技で勝負だ」「スクランブルの展開にはならない。レスリング対策はしてある」と、上げ足を取るように挑発するダミアンだが、武田は意に介さず「気になるのかな、怖いのかな、と思う」と一蹴した。

 武田は最後に「相手のことを気にするよりも、自分のことで手一杯。場外乱闘よりも試合で盛り上げる」と、雑音に耳を傾けず、試合に集中していくことを宣言して締めくくった。

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