【レベルス】勝次が新技開眼、大岩を動かす日本人古来の動作を応用
4月20日(土)東京・後楽園ホールにて開催の『REBELS.60』に出場する新日本キックボクシング協会日本ライト級王者の勝次(32=目黒藤本ジム)が都内で公開練習を行った。
軽いシャドーボクシングの後、ミット打ちとマススパーを披露。得意とする真空飛び膝蹴りを随所に見せたが、「実は真空飛び膝蹴りとは違うネタを用意しているんですよ。イメージは”サムライ”です」と笑顔を見せた。
これまでは試合前にタイで合宿を行うことが恒例となっていたが、今回は「整体師として活躍されている武士の子孫の方に、昔の日本人なら誰もができ、今は使い方を忘れてしまった体の使い方を習った」と、日本国内の全く別の出稽古先でトレーニングを積んできたことを明かした。
かつては一人で大岩をも動かしたという逸話が残る日本人の動作を習得し、それを打撃に応用。わずかな力で大きな威力を発揮し、また避けられないタイミングを狙える技を身に着けたと語る勝次。32歳にして新たに開眼したという新しい技は「打突」「サムライソード」と名付けたという。
「公開練習では一度も出していません」と、今回の公開練習では新技の披露はなし。
勝次は対戦相手の宮越慶次郎(29=拳粋会宮越道場)の印象を「捕まえにくく、足が太いので蹴りが強い。右ストレートと左フック、ローキックが武器」と評した。2018年12月のレベルスにおいてスアレック・ルークカムイ(32=タイ/スタージス新宿ジム)にKO勝ちした試合を見た上で、「打ち合いなら僕も得意なので負けない自信がある。空間把握能力も調整し、次に何が出てくるかを読めるようになっている」と、得意の打ち合いに自信をのぞかせた。
63.0kgの契約体重は勝次にとって「ほとんどこの体重でやることがない」という契約体重だが、「3月3日(新日本キックにおけるWKBA世界ライト級タイトルマッチ)に61.23kgでやっているので、今回は減量も楽。いいように持っていこうと思っている」と、ハンデにはなっていないことをアピールした。
そのWKBA世界タイトルマッチに話がおよぶと、「今はそこまで考えておらず目の前に集中しているが」と前置いた上で、「これまで何度もタイに修行に行っていたのに、タイ人に負けてしまった。今は日本人としての体の使い方を学び、日本人として世界を取りたい」と、この試合をクリアした後に再挑戦したい意向を示した。
”ニンジャ対サムライ”といえる図式になった今回の試合。「すれ違った瞬間に相手が倒れる理想を目指す。新技の打突で決めたい」と、新技による一撃必殺の決着を狙うと語った勝次。しかしそうは言いつつも最後は「やっぱり激闘になっちゃうかもね」と、リラックスした笑顔で会見を締めくくった。
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