【レベルス】”忍者”宮越慶次郎、”侍”勝次とは「激闘になっちゃうかも」
4月20日(土)東京・後楽園ホールにて開催の『REBELS.60』で新日本キックボクシング協会日本ライト級王者・勝次(32=目黒藤本ジム)と対戦するWBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者・宮越慶二郎(29=拳粋会宮越道場)が都内で公開練習を行った。
不可思(27=クロスポイント吉祥寺)を相手にスピード感のあるマススパーを披露。「今が疲労のピーク」とは言いつつも随所で「ニンジャステップ」を見せ、順調な仕上がりであることをうかがわせた。
宮越は会見冒頭から「対勝次戦のシミュレーションはもうできています」と切り出した。勝次の特徴的な武器である、”スーパーマンパンチ”や”真空飛び膝蹴り”などの「飛び道具」には注意を払うとしたものの、「何が出てきてもかわしていける」と、自信をみなぎらせた。
取材前日の公開練習において、勝次が「日本人古来の動作を身に着け、サムライをイメージしている」と語った件に触れると、宮越は「サムライ対ニンジャに合わせてきましたね」と笑顔を見せた。しかし油断をしている素振りはなく、「(勝次の所属は)老舗のジムだし、自分も古い考えの人間なので、昭和対決というか、原点回帰的な戦いになるのでは」と、真摯な姿勢は崩さない。
前に出る相手をニンジャステップを駆使し、捌く宮越という図式は、昨年末のレベルスにおけるスアレック・ルークカムイ戦(宮越が5RKO勝利)に重なる。地元所沢から約100名の応援団が駆け付けた中での勝利に対し、周囲の評判は非常によかったものだったと語った。
今回は150名を超える大応援団が駆け付ける予定だという。「試合中は無心になり、相手に引っ張られた展開になることもある」という宮越は、”激闘マシーン”とも評される勝次相手の試合展開を、大応援団の声援に後押しされて「激闘になっちゃうかもね」と、奇しくも前日の勝次と同じコメントを口にした。
レベルス所属ではない選手同士のメインイベントとなるが、宮越はこの一戦を「団体というより業界を盛り上げる試合」と位置づけた。盛り上がった先に宮越が求めているのは「大みそかの一戦」。大舞台である『RIZIN』でマニー・パッキャオ氏推薦の選手と戦うことを目標とかかげる宮越にとって、今回は実績を重ねるため絶対に負けられない一戦だ。「ニンジャ」というキャラクター性をセールスポイントとして売り込む目論みの宮越。難敵相手の大一番を快勝で締めくくり、年末の出場へ歩を進めることはできるか。
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