【RIZIN】堀口恭司「仕上がりはバッチリ」勝利の後のベラトールも視野
4月21日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催の『RIZIN.15』に出場する、RIZIN初代バンタム級王者・堀口恭司(28=アメリカン・トップチーム)が、18日(木)都内で公開練習を行った。
新幹線の遅れにより、会見場に30分遅れて姿を現した堀口。30人のファンが見守る中、「仕上がりはバッチリ」と語る通り、キレのある動きで2分間のシャドーを披露した。
「気持ちは会場に入ってから作る」と、現在は身体的なコンディションの調整に集中していることを語る堀口の表情に、力みは全く感じられなかった。今大会には、フロリダのアメリカン・トップ・チームの仲間であるキング・モー(38=アメリカン・トップチーム)も参戦。練習中のモーの様子を「いつもオカマオカマ言っている。知ってる日本語がそれだけ(笑)。さすがに一緒に(スパーリングを)やることはないけれど、教えたがってきますね」と明かし、チームで充実した練習ができていることをうかがわせた。
対戦相手の元UFCフライ級8位・ベン・ウィン(30=アメリカ)の印象について、「UFCに立っている強い選手。打撃の選手で、他の選手よりも間合いが遠い。距離の制しあいになる」と、テコンドーをバックボーンとしているファイトスタイルを分析した。栃木にある空手の道場で、ウィン似の選手を相手に打撃の特訓を積んでいる明かし、対策には余念がない様子だ。
また、ウィンが裸締めで勝利を収めた経験がある点を踏まえ、「寝技対策も十分に積んでいる」と語る堀口。自身が有利とされる寝技を軸に打撃でも圧倒し、「格の違いを見せたい」と自信を覗かせた。
ここまでの会見は圧勝を期待させるような進行の中、ウィンがボクシングマンガ「はじめの一歩」の大ファンであることを伝えると、「途中までしか読んでないんですよね、長いじゃないですか(笑)」と苦笑い。唯一負けている点はマンガの読破率だけと笑いを誘った。
今大会の試合順が第10試合目に決定したことについて、堀口は「大会が盛り上がればどこでも」と、試合に向けてのテンションに影響がないと語る。歴史的な名勝負となった昨年大晦日の一戦と比較されるのでは? という質問にも「プレッシャーは毎回ある。(前の試合との比較は)気にしない」と、目の前の試合が第一であると繰り返した。
この試合に勝てば、その名勝負の相手であったダリオン・コードウェル(31=アメリカ)と、世界第2位の規模を誇るMMA団体『ベラトール』の舞台での再戦が見えてくる。「(会場になるマジソンスクウェアガーデンという場所は)関係ないけれど、(再戦まで)あまり時間をおかなくてもいいと思う」と、早期の再戦に挑む心構えを見せた。
大勢のファンに囲まれる中、堀口は「大晦日の反響が大きかった。(ファンの声援を)力に変えて試合に勝つ」と勝利を誓う。難敵との一戦をクリアした先に待つ、大舞台でのライバルとの再戦に向け、足踏みはしていられない。
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