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【BOM】名高が階級上げルンピニー&ラジャダムナン王座返上へ、二階級制覇狙う

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2019/05/22(水)UP

今年4月、ルンピニー王者となりラジャと統一王者となった名高

 6月1日(土)神奈川・横浜文化体育館で開催される『BOM-THE BATTLE OF MUAY THAI SEASONⅡ vol.2-』にラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムのミニフライ級の統一王者である名高・エイワスポーツジム(18=エイワスポーツジム)がライトフライ級に階級を上げ、タイ国スポーツ協会認定ナーイ・カノム・トム王座を争う。

 対戦相手はこのナーイ・カノム・トムのライトフライ級2位 ゲンカー・ヌンポンテープ(タイ)。

 イーファイトの4月のベストファイターに名高を選び、この試合に向けて名高にインタビューしたところ「ゲンカー選手は蹴りのタイミングがうまく、どんどん前に出てくる選手なので噛み合う試合になると思います。ムエタイを体現する統一王者らしい試合をしたいですね。これからはどの技も出来て、どの技でも倒せる選手になれるように頑張ります」と統一王者として自覚を持ちKOを目指しリングに上がる。

今年4月のルンピニー王座戦で名高のパンチが相手のガードをかいくぐり、クリーンヒット

 そして今後、気になるルンピニー&ラジャダムナン王座防衛戦について、何と名高は「もうミニフライ級は減量がきついので防衛戦はやらないで返上します。次は二大スタジアムのライトフライ級王座を狙います」と二階級制覇を目標にしていくと語った。

 名高は昨年12月9日、日本人7人目のラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級(105ポンド=47.6kg)王者となり4か月後の4月14日(日) 横浜大さん橋ホールでルンピニースタジアム認定のミニフライ級王座決定戦で、0-3のフルマーク判定勝利し日本人初のルンピニー王者となった。
 ラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムはタイの2大殿堂であり、ラジャダムナンスタジアム王座に関しては、日本人では藤原敏男が1978年3月に獲得して以降、名高を含めて7人が獲得している。

 しかし、ルンピニーの王座には、梅野源治、一刀、大崎一貴、T-98、藤原あらし、一戸総太といった日本のトップファイターが挑んできたものの、いずれも失敗に終わっていた。
 この2大王座の同時保持選手は名高が日本人ではもちろん初だが、タイ人以外では世界では2人目だった。名高もまだ18歳、王座を返上し階級を上げ2大殿堂の2階級制覇に挑むが、更なる強豪が立ちはだかるであろう。今後の名高に目が離せない。

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