【RISE】”全局面で圧倒”宣言の梅野源治、大阪では「あえて打ち合う」
7月21日(日)エディオンアリーナ大阪にて開催される『RISE WORLD SERIES 2019 Semi Final Round in OSAKA』の-61kg級・準決勝戦に出場する梅野源治(30=PHOENIX)が、11日都内で公開練習を行った。
梅野は対戦相手のチャンヒョン・リー(26=韓国/RAON)を意識したパンチを重視したミット打ち1ラウンドの後、同日公開練習を行った志朗(26=BeWELLキックボクシングジム)とマススパーを披露。パンチからロー、ミドルへつなげるパワーのあるコンビネーションを見せた。
梅野は今年3月にトーナメント1回戦でル・ジュン(中国)を撃破後、5月にRISEでイ・ギュドン(韓国)を相手にワンマッチを挟んだ。梅野はその理由を「ヒジ有りのムエタイとヒジ無しのRISEルールの調整のため」と、「パンチでも倒せる自信を持ちたかった」と2つの理由を明かした。
RISEでは接近戦でボディフックを多用するが、ムエタイではヒジを合わされてしまうために組んでしまうと、ルールによる攻撃手段の違いを説明した梅野。「3月大会は消極的になってしまった」と接近戦での武器不足を反省した梅野は、練習内容もRISEルールに完全特化。パンチとキック、テンカオ(立ったままボディに突き刺すヒザ)を重点的に練習。その成果を5月のワンマッチで披露したという。
そのRISE特化の練習は、現在タイからシリムァンパイというパートナーを呼んで継続しているという。かつてゲーオ・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックスジム)ともタイで対戦経験があるというシリムァンパイは、元ランカーで現在76~7kgの重量級。完全にチャンヒョンの動きをコピーしてくれているという。
シリムァンパイが来るまでは後輩のレベルに合わせた練習をしていたというが、現在は「必死に向かっていかないとやられてしまう」と全力の練習ができているという梅野。「ケガしないように注意しないと」と、重量級相手の練習に注意する面もあるというが、充実した練習ができているようだ。
3月、5月の2戦で早くもRISEルールへの高い適応力を見せている梅野だが、その理由を「ムエタイの最前線でやってきたからこそ」と語った。「ムエタイは全部の技ができないと勝てない」ため、全てを高いレベルで鍛えあげてきたからこそ、首相撲とヒジを無くしても「総合力を発揮できる」と自信を見せた。
これまでKO負けはおろかダウン経験もないというチャンヒョンを相手に「パンチで打ち合っても勝てるところを見せたい」と語る梅野は、初の大阪のリングを盛り上げるために「あえて打ち合ってもいい」と”悪魔の拳”相手に真っ向勝負に挑む可能性を匂わせる。
すべての武器が高いレベルで求められるムエタイの最前線で戦い続けた梅野は、「全局面で圧倒したい」と1勝1敗のライバルとの決着戦を圧倒すると、強い言葉で宣言してみせた。
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