【ラウェイ】渡慶次幸平、北野克樹ら強豪ミャンマー人対決へ前日計量パス
明日25日、東京・水道橋の後楽園ホールで行われる第13回ラウェイ日本大会(LETHWEI IN JAPAN 13 初志貫徹)に向け、今日12時から都内で計量が行われ、出場10選手全員が1回目でパスした。
第5試合メインに出場する渡慶次幸平(31=クロスポイント吉祥寺)は74.00kgでパス、ソー・サー・バー(25=ミャンマー)は73.30kgでパスした。
渡慶次は直近3戦はミャンマー人相手にKO勝利中。2月、5月大会と右拳を骨折もKO勝利をもぎ取った。あれからわずか3ヶ月だが、ミャンマーに学校を設立する夢を実現すべく、再びラウェイのリングに上がる。
対戦相手のバーはルールを熟知した”ミャンマーの暴れん坊”と言われ、変形パワーボムや変形バックドロップなど投げ技で相手選手をKOした実績もあるパワフルな選手だ。
バーは計量を終え「渡慶次はいい選手だと思うが頑張りたい」と、言葉少なに語り、渡慶次幸平も「言いたいことは勝った後のリングでマイクアナウンスしたい」と多くは語らず。不可思、小笠原瑛作、日菜太といった強いジムメイトとの練習で学んだことを「“いいとこ取り”して使うのが自分の特技」と明日の戦術をほのめかした。渡慶次は12戦5勝2敗5分で、バーは26戦12勝1敗13分。
第4試合に出場する初参戦の北野克樹(23=誠至会)は64.90kgでパスし「WBCムエタイ日本統一王者としての意地を見せたい」と力強い口調で意気込む。トゥン・ナイン・ウー(23=ミャンマー)は64.00kgでパス。「初来日だけどこれからもよろしく」とお辞儀をした。ウーはラウェイのビッグマッチでも多く勝利している強者。KO以外は引き分けというラウェイにおいて50戦35勝5敗10分の戦績を誇る。
第3試合の東修平(29=AACC)は前回の5月大会で頭突きによる負傷で惜しくもTKO負けを喫し今回が再起戦。64.30kgでパスすると、「会見が相変わらず苦手で…」と前回に言えなかったというメモを用意し、「自分は格闘技の心技体で心を大事にしている。みんなの支えがあるからリングに立てるし、気持ちでは誰にも負けない。明日は真っ向から相手に挑みたい」と笑顔で読み上げた。戦績は4戦1勝1敗2分。
対戦相手のソー・ダー・ウェイ(28=ミャンマー)は62.50kgでパスし「東さん、一緒に頑張りましょう」と丁寧に挨拶した。戦績は50戦20勝12敗18分。
第2試合のピラオ・サンタナ(23=ブラジル)は60.00kgでパス。サンタナは以前、『REBELS-MUAYTHAIライト級王座決定トーナメント』の決勝まで進んだ実績がある。気迫溢れる戦いぶりはヴァンダレイ・シウバ似とのことから”小型シウバ”とも言われる。
「ラウェイはブラジル式MMAのバーリトゥードに似ているから、問題なく戦える」とサンタナは自信を口にすると、58.20kgでパスした『PRO KRATEDO達人』の日本フェザー級王者である一治(35=道場373)も「負けないようにバチバチやる」と語り、向き合って鋭い睨み合いへ。なかなか視線をそらさないサンタナに、一治は思わずたじろいだ様子だったが、明日の試合ではどうなるか。ラウェイ初参戦同士の対決となる。
第1試合は日本人対決、RISE、KRUSHにも出場経験のある嶋田将典(22=Stay Gold)は61.30kgでパス、「バチバチ殴り合いましょう」と相手を牽制すると、60.70kgでパスした西澤拓矢(22=SHIROI DREAM BOX)も「暑苦しい試合をしたい」と応戦する姿勢を示した。
(文・写真=善理俊哉)
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