【ラウェイ】「バーリトゥードを感じさせる」”小型シウバ”サンタナが初出場に闘志
7月25日(木)東京・後楽園ホールにて開催される『LETHWEI IN JAPAN 13 ~初志貫徹~』に出場するピラオ・サンタナ(ブラジル・チーム・サンタナ)のインタビューが主催者を通じ届いた。
サンタナは2017年に3度REBELSのリングに参戦。初参戦時にはREBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王座決定トーナメント準決勝で、後に優勝し王者となるスアレック・ルークカムイ(タイ・スタージス新宿)と対戦。敗北こそ喫したものの、豪快に強振する左右のフックで会場を大いに沸かせた。続いて参戦したREBELS-MUAYTHAIライト級王座決定トーナメントでもその剛腕を遺憾なく発揮し、決勝は現王者・良太郎(池袋BLUE DOG GYM)にダウンを奪われ敗北を喫したが、一発逆転を感じさせる戦いぶりは来日前にはヴァンダレイ・シウバ似とも伝えられており、日本のファンにも強いインパクトを残した。
約1年半ぶりとなる日本についてサンタナは「日本に来られてうれしいです。日本は格闘技ではやはり世界で特別な国ですから」と、再来日に喜びを見せた。前回のキックとは異なり今回はラウェイへの参戦となるが、「多少ルールは違いますが、特別なものとは見ていません。他の打撃格闘技と同じだと思います」と、特別競技とは見ていないと明かす。
サンタナはキック、柔術、MMA、カポエラと多彩な格闘技を身に着けているが、そのルーツは「バーリトゥード」だと語る。90年代に熱狂的な人気を集めた”何でもあり”の格闘技だが、その安全性が疑問視され今ではMMAにその座を明け渡している。サンタナはその世の中の動きをあまり歓迎しておらず、「僕がやっとプロになったとき世の中にはもうバーリトゥードは存在せず、MMAになっており、自分が思い描いていたような試合ではありませんでした」と無念さをにじませた。
そんな中降って湧いたラウェイ参戦のオファー。ルールの違いはあれど、グローブの着用無しで頭突きも認められるこの競技を、「バーリトゥードを感じさせます。ラウェイで僕の夢が実現する」と心から歓迎しているとサンタナは語った。
日本のリングには「いつも声援を受けて気持ちが温かくなりました」と良い思い出を持つサンタナ。ラウェイ参戦をきっかけに、再び日本のリングへの定期参戦を狙う。まずは同じくラウェイ初参戦の一治(日本・道場373)へ「ちゃんと用意しとけよ」とプレッシャーをかけ、ラウェイ初戦を白星で飾る構えだ。
「ベストを尽くして戦って、そしてベストになりたい」と日本のリングに夢を懸けるサンタナ。1年半ぶりの後楽園ホールで、四たび一撃必殺の剛腕を振るう。
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