【K-1】野杁正明、ムエタイ王者に「K-1の強さを証明します」武尊に続いてKOなるか
8月24日(土) エディオンアリーナ大阪(第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~」の「日本vs世界・5対5/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R」で、シンスリヤー・サクチャイチョート(25=タイ)と対戦する野杁正明(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が公開練習を行った。
野杁は、頑丈なブロックと破壊力抜群のパンチ、キックで国内外の強豪を次々となぎ倒し、K-1スーパー・ライト級王者に輝いた後、そのベルトを返上しウェルター級に転向。昨年12月の大阪大会では松岡力を完璧に撃破し、日本人無敗のジョーダン・ピケオーに挑戦状を叩きつけた。しかし、今年の3月にピケオーに惜しくも判定負けして世界の壁に阻まれた。
今回は再起戦にしてラジャダムナン、ルンピニーのウェルター級1位、そしてオームノーイスタジアム・ウェルター級チャンピオンの経歴を持つ強敵との対決。真価の問われる一戦となった。
今年からK-1 GYM SAGAMI-ONO KREST所属となり、この日もKRESTで練習を公開。KRESTでトレーナーも務める高萩ツトムとのミット打ちではシャープなパンチを次々と叩き込み「コンディションはいつもと変わらず。今は普段から節制もしていて、体重が増えすぎないようにキープしているので体調はいいですね」と仕上がりは順調だ。
改めてピケオー戦を振り返り、「ただ単に自分の力が足りなくて、ピケオーの方が強かったから負けたのだと思っています。今は自分でどうすればいいかを考えたり、トレーナーにも色々と相談したり、選手同士で意見交換したり、レベルアップするための練習をしているので、次の試合ではさらにレベルアップした姿を見せられると思います」とトータル的な底上げをテーマに練習を続けてきた。
シンスリヤーの印象を「ムエタイ選手だけどK-1ルールに対応できる選手」とする一方「僕もムエタイルールで試合をしたこともあるし、タイ人のトレーナーに教えてもらっていたこともある。もし相手がムエタイのリズムで来ても問題ないです。もし相手が苦しくなって組み付いてきても対処法は分かっているし、組まれて攻撃が遮断されるようなことはない。むしろ組まれる前に倒します」とシンスリヤー攻略に自信を見せる。
現在同門となった武尊が3月にラジャダムナン王者・ヨーキッサダーをKOしたことに刺激を受けたようで「自分も負けるわけにはいかない。タイの選手は格闘技に生活をかけているしタイの選手の強さも知っています。でも僕もK-1に憧れて格闘技を始めて、K-1がなかったら今の自分はいない。簡単にK-1のトップの座を譲る気はないし、K-1はそんなに甘くねえぞと。しっかりシンスリヤーを倒して、僕もK-1の強さを証明します」と決意を語る。
野杁は6月のKRUSH後楽園大会にピケオーが出場した際「僕は命をかけてリングに立つ選手のことはみんなリスペクトしているし、僕が勝つまでピケオーには負けてほしくない」という想いも込めて、プレゼントを贈ったという。
「ウェルター級で一番強いのはピケオーだと思っているので、ピケオーを倒せば自然にベルトは見えてくると思う」と、野杁にとってK-1ウェルター級のベルトとピケオーへのリベンジは大きな目標だ。
最後に野杁は「大阪大会は色んなカードが組まれていて“日本vs世界・5対5”もあるけど、僕が一番印象に残る試合をする。見ている人が引くようなKO劇を見せるので楽しみにしていてください」とファンにメッセージ。野杁は宣言通りのKO決着でシンスリヤーから勝利を挙げられるか。
写真=(C)M-1 Sports Media
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