【RIZIN】あい、当初は燃え切れなかった総合格闘技で戦い続ける理由
8月18日(日)愛知・ドルフィンズアリーナで開催される『RIZIN.18』に出場が決まり、所属ジムで公開練習を行ったあい(29=KRAZY BEE)。
公開練習では同じKRAZY BEE(クレイジービー)所属の山本美憂とタックルを中心とするマススパーを行った。レスリングの、そして現在活躍する総合格闘技での先輩として山本は、あいについて「レスリングが持ち味だが、打撃を怖がらず前に行けるのが武器」と評している。
パンチでダウンを取り、マウントポジションからのパンチでフィニッシュするなど打撃センスも光るあい。あいは「(山本)美憂ちゃんの戦い方はレスリングをすごく生かしている。私は自分が練習してきた成果を見せたいと思っていて、出来るだけレスリングを使わないようにと思っていた部分もあります。でも相手によってはそういう(山本のような)戦い方をしなくちゃいけない、見習わないといけないとも思っています」と山本をリスペクトする。
昨年10月の格闘代理戦争に出場するまで、打撃練習はほぼしたことがないというあいは「フックがとても馴染みやすかった」と言う。「レスリングの動きに通じる部分があって、力が入りやすい。レスリングで言うと投げに入る感じで打つんだよ、と言われて打つとすんなり入っていけました。アッパーもそうだと思います。ストレートやジャブはあまりレスリングに無い動きなので、正直はじめはよくわからないと思ってやっていたのですが」と、レスリングで投げに入る動きを応用して使っているのだという。
あいは16年の全日本アマチュア修斗選手権の女子ミニマム級で優勝を果たしている。同年11月にはトライアウト公式戦に出場しTKO勝利、プロ昇格が認められた。当時KRAZY BEEでレスリングキッズクラスのコーチをしていたあいは「アマ修は、総合の練習を何もやらないで、直前にレスリングを1週間ほど練習してたまたま優勝しました。その後も(総合格闘技には)燃え切れなくて、KRAZY BEEからも離れ、就職してヨガの講師をやっていました」と語る。
格闘代理戦争出場も「一回は断った」というが「ノリさん(KID)が『出てほしい』ということを言ってくださったのです。本当にお世話になっていたし、KRAZY BEEのためと言ったら偉そうなのですが、恩返し出来たらいいなと思って出場しました」と打ち明ける。
現在プロとして試合に出続けているのも「正直その延長ですね。KRAZY BEEが良いふうになってほしい。ノリさんがいなくなって『強くない』とか言われるのもあれじゃないですか。少しでも力になれたらと思っています」とKRAZY BEEへの恩返しや、ジムを盛り上げるためにも戦い続けると言う。
先輩で、KIDの姉である山本美憂は「あいと一緒の所で戦えるのがすごく嬉しい」と語った。
あい自身が「今までで一番厳しい戦いになる」と語るベラトールにも参戦する柔術の使い手タバサ・ワトキンズ(24=アメリカ)との試合まであと10日。KIDや山本美憂、KRAZY BEEへの感謝の気持ちを胸に、あいは過去最強の敵に勝利出来るか。
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・全試合順決定、メインは堀口恭司vs朝倉海、セミは浜崎朱加vsアムの女子戦=8.18名古屋
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