【RISE】18歳・寺山日葵がアマ時代に全勝した佐藤レイナの成長度に警戒
9月29日(日)後楽園ホールにて開催される立ち技格闘技イベント『RISE134』で、寺山日葵(18=TEAM TEPPEN)vs佐藤レイナ(19=team AKATSUKI)のRISE QUEENミニフライ級(-49kg)タイトルマッチが行われるが、試合まで8日と迫った21日、寺山のインタビューが主催者より届いた。
このタイトルマッチは、今年7月5日の王座決定トーナメント準決勝を勝ち抜いた二人の激突。7月の準決勝では、寺山が得意の蹴りで後藤まき(RIKIX)を寄せ付けず判定勝利。一方、佐藤は対戦相手で優勝候補と目されていた小林愛三(23=NEXT LEVEL渋谷)が体重超過により失格となり、不戦勝で決勝に駒を進めた。
寺山はジュニア時代から活躍し、15歳でプロデビュー。2018年11月にはMISAKIを下しJ-GIRLSミニフライ級王座を獲得している。
対する佐藤レイナ(19=team AKATSUKI)は現NJKF ミネルヴァ アトム級 日本ランキング1位。RISEへ初参戦した昨年6月の那須川梨々戦では、敗れはしたものの気迫あふれるファイトで会場を大いに沸かせた。
7月大会のリング上で佐藤は「子供のころから(寺山に)身長も試合も一度も勝っていません。身長はあきらめているので、試合で絶対勝ちます」とアマチュア時代に全敗も勝利宣言。
リング上で並ぶ寺山と佐藤では、確かに寺山の方が大きく見えた。今回届いたインタビューでは「(身長差は)5cmくらいあるのかな? でも最初にやった時には私の方が小さかったんですよ。アマチュアの最後の時は私の方が大きかったと思います」と語る。これまでアマチュアで佐藤とは4戦4勝の寺山だが当時の勝因としては「私がガチャガチャと攻めたのに対して、レイナちゃんが対応できなかったんだと思います」と振り返る。
佐藤に全勝で精神的にアドバンテージがあると思いきや「プロになったのもレイナちゃんが先。アマとプロは違うのでお互いプロデビューして数年経って、成長している部分はあると思うので油断はできません。しかも今回はタイトルマッチで試合時間は3分5Rだし、チャンピオンベルトもかかっている。相手も相当練習してくると思うので、気持ち的に楽ではないですね(微笑)。まわりからも『今まで勝っているんだから今回もいける』『勝って当たり前』と思われがちだけど、そこまで強くないんで。プレッシャーを感じています」と楽観視せず警戒モード。
更に「やっぱりレイナちゃんはメンタルが強くて、打たれ強い。向こうのツイッターやインスタでもよく上がっているけど、日々すごく厳しい練習をしていますよね。」と佐藤の長所を語る。自身のスタミナの短所も口にした寺山だが、3Rと4Rの境目あたりが肝になると答え、ベルトを巻くイメージもできているという。11月に予定されている女子だけのトーナメントにはここで王者となり出場を立候補したいと語った。
寺山は2016年5月5日にプロデビュー。プロになってから佐藤とは対戦していない。寺山の記憶では自身が中2のときの対戦が最後。約4年の時を経ての再戦となり、お互いの成長からどのような試合となるか注目される。
♢選手データ
・寺山日葵 2001年1月19日 千葉県出身(18歳)TEAM TEPPEN所属
身長:165cm 体重:49kg 構え:右
戦績:13戦10勝(1KO)2敗1分
獲得タイトル:第8代J-GIRLSミニフライ級王者
・佐藤レイナ 1999年11月16日 千葉県出身(19歳)team AKATSUKI所属
身長:159cm 体重:49kg 構え:左
戦績:17戦7勝9敗1分
獲得タイトル:NJKFミネルヴァ アトム級1位、元TRIBELATEピン級王者
☆9.29 RISE 全試合順・対戦カード、イベント情報はこちら
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