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【空道】全日本無差別選手権が東京外で初開催=11.9名古屋

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2019/11/07(木)UP

 全日本空道連盟は、11月9日(土)、愛知県体育館にて『2019北斗旗 全日本空道無差別選手権大会』を開催する。

岩﨑大河(185センチ、97キロ、22歳、大道塾総本部)

 武道や格闘技が“路上の実戦”や“護身”を起点として発展した文化であるかぎり、本来、その技術の試し合い、すなわち試合は、体格による階級分けなど行わず、無差別で実施してこそ、意味をもつ。

 だが、柔道にしろ、ボクシングにしろ、スポーツ化の流れの中で、いつしか競技が階級別で行われることがグローバル・スタンダードとなってしまった。

 そんな時代においては、道着着用で行う総合格闘技である空道(くうどう)が実施を続けている無差別全日本選手権は、特別な価値を持つドメスティック・カルチャーになったと捉えられるだろう。頭部・顔面への手技打撃が認める格闘技において、無差別で競技を実施しつつ、ある程度の安全性を担保できるのは、NHG(顔面防具)を着用するスタイルだからこそ。

目黒雄太(167センチ、63キロ、26歳、大道塾長岡支部)

 そして、そんな大会が、東京以外で開催される。これは階級別全日本と無差別全日本を分離して開催するようになった1985年以来、初めてのこと。

 一方で、2025年の青森国体(国民スポーツ大会)での競技採用を決めるなど、競技の社会への浸透を進める全日本空道連盟は、この全日本無差別選手権への入場の無料化を実施!
 この機会に、名古屋近郊の格闘技ファン・武道愛好者には、ぜひご覧いただきたい。

加藤和徳(180センチ、80キロ、33歳、大道塾吉祥寺支部)

 空道のこれからの時代を背負うエース的存在となりつつある岩﨑大河、2015~19年全日本‐230クラス5連覇を果たしている目黒雄太、-260クラスで2度の全日本優勝歴をもち、無差別全日本の制覇を競技生活最大の目標として掲げる加藤和徳、昨年の全日本-260クラス王者・伊藤新太といった優勝候補たちの中で、果たして、令和初の空道のチャンピオン・オブ・チャンピオン……無差別全日本王者となるのは誰か?

伊藤新太(183センチ、80キロ、27歳、大道塾日進支部)

 なお、2017年に階級別全日本-215クラスで優勝しながら、膝靭帯の断裂により翌2018年の世界選手権への出場を逃した空道界のヒロイン・大倉萌が復帰する女子カテゴリー、全日本ジュニア選手権(U19、U16、U13、U11の各カテゴリー別の全日本大会)も併催されるので、こちらも注目だ。

☆11.9『2019北斗旗 全日本空道無差別選手権大会』イベント情報はこちら

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