【K-1】皇治、対戦する”パンクラスの悪童”川原誠也に「K-1を舐めてる」と憤慨
11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~』に出場する皇治(30=TEAM ONE)が15日都内にて公開練習を行った。
皇治は2分間のミット打ちを披露。ワンツーからヒザのコンビネーション、強烈な左ミドルと多彩な攻撃を繰り出し、ジム内に快音を響かせた。
皇治は今年8月の大岩龍矢戦に勝利後、「自分がやりたいことをやるためにももっと強くならないといけない」「年内は試合を引退して、自分が強くなるための期間にしたい」と年内の休養を宣言。しかし今回緊急参戦を発表、パンクラスの悪童の異名を持つ川原誠也(31=パンクラスイズム横浜)を相手に迎えることとなり、ファンから驚きの声が上がった。
皇治はこの緊急参戦の理由を「ファンが求めてK-1がピンチだったり求めてくれる時があるなら、K-1が好きだから助けに行くよと常々言っていたので、対戦相手がどうとかはない」とあくまでK-1のために参戦を決めたことを明かした。
対戦相手の川原の印象は「MMAの選手で結構活躍してて勢いがあって、会見も乱闘になるような、やんちゃな子と聞いていたので、エンターテインメント的にいいんじゃないか」と期待を持ったことを告白。
しかし「会見当日どんな奴が来るかと思ったら、ただのパジャマ君だった」と肩透かしを食らったと感想を語った。事前には「あっしー2世と聞かされてた」とかつて数々のトラッシュトークで暴れまわった芦澤竜誠に匹敵する問題児と伝えられていたが、実物は「全然だった」と落胆。
会見では拍子抜けだったという皇治だが、この試合は絶対に負けるわけにいかないことは誰よりも理解している。
川原の7年ぶりのプロ格闘技復帰戦がK-1の舞台であることに「俺を舐めているのはあるでしょうし、何よりK-1を舐めてる」とK-1を愛する者として憤慨。そんな突然現れた川原に万が一負けることがあれば「K-1のライト級が舐められるし、KO負けすれば俺を倒せなかった武尊も舐められる」とK-1と、そのK-1の顔といえる武尊の立場を守るためにも圧倒することを自らに課した。
皇治はその行動の全ての理由にK-1への愛を挙げる。「俺がいつも発言してるのは格闘技を思ってK-1を盛り上げたいから」と公言し、自身へ牙を向ける若い選手たちのことを「認めてますし、(噛みつかれることは)なんとも思ってない」としながら「俺は一般の方が盛り上がるカードにしたい。君たち誰って感じ」と若手の知名度不足を指摘。「強いだけで飯を食っていける甘い世界ではない。しっかりファンをつけて名前を売ってから」と、K-1のさらなる盛り上がりのためには、各選手の努力による知名度アップが不可欠であり、若い選手にはそれが足りないと苦言を呈した。
数々の刺激的な言動と、それに伴う行動で一般層にも知名度を広げていく皇治。全てはK-1のため、K-1への愛との発言に躊躇はない。川原戦をクリアした先、次はどんなK-1愛を見せてくれるのか。
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